結局スパルコのシートは体に合わなかった、高井優希です。
つい先日、運転席側のシートをスパルコのR100に交換したばかりの180SX。
座面が純正よりかなり上がってしまったため、座面のアンコ抜きをしてしばらく使用していました。
座面を下げても着座感が良く、ホールド性もいい感じだと思っていましたが、なんだか運転していて非常に疲れるのです。まるで、固い床の上で寝た後のような疲労感。
考えてみれば、座面をかなり下げているので、背もたれの位置(高さ)が体に合っていないのです。側面のホールドしてくれるでっぱりも、微妙な位置に。
これでは、運転が楽しくないばかりか苦痛でしかないので、シート交換したばかりでしたが、他のシートに再度交換することにしました。
今回選んだのはショップオリジナル
今回選んだのは、BE FREEというショップのオリジナルで、RS-5というセミバケットシート。R100購入前、どちらにしようか悩んでいたヤツです。
シート自体はレカロのSR3と同じタイプとのことですが、価格はレカロに比べてだいぶリーズナブル。
旧モデルのRS-2に比べ、座面を下げてクッション性とローポジション化の両立をはたしているとのこと。リクライニング機構はダイヤル式ですが、バーで一発前倒しができるそうなので、レバー式と大差なく使えそう。
ブラック・ブルー・レッドの3色がラインナップされていますが、青好きな私が選んだのは、当然ブルー。R100と違い、全面ブルーなので目立ちますね!
その昔、自身2台目の180SXに乗っていた頃も、エムツー販売の全面ブルーなセミバケを使っていましたので、ちょっと懐かしい感覚です。
注文した日の翌営業日には発送になり、発送日の翌日には手元に到着しました。
思ったよりブルー感が強く、生地の触り心地もイイ感じ!
シートレールは懲りずにローポジ
R100を購入したときのシートレールが使い回せればよかったのですが、R100用に購入したジュランのシートレールは残念ながらR100専用品で、横幅が合いません。
仕方がないので、シートレールも新調です。
今回選んだのは、N SPORTというメーカーのスーパーローモデルDNN2260B01R。レカロのセミバケと組み合わせた状態で純正比-20mmとなる専用設計で、シートレールの形状から、レカロシート専用だそうです。
シートがレカロSR3形状なので装着には問題ありませんが、またしても専用レール。レカロシート以外には使い回しが効かない可能性大なので要注意ですね。
底面が完全フラットなら、固定位置さえ合えば使えそうな気はしますが。
ちなみに、保安基準適合のステッカーがレール本体に貼り付けられていて、強度試験の証明書(試験内容の写真までついた冊子)まで添付されています。車検時も安心ですね!
シートの交換作業
では早速、シートの交換作業に進みたいと思います!車両についているシートの取り外しや取り付け手順に関しては、以前、後期純正シートに交換する際の記事に写真付きで載せていますので、そちらの記事へどうぞ。
シートを交換する前に、シートレールをRS-5に取り付けます。シートの底面に4ヶ所のボルト穴があるので確認しましょう。
このボルト穴にシートレールを合わせ、4ヶ所をボルトで固定します。今回のシートレールは2分割タイプなので、まず四角いアダプターのような部分をシートに固定します。このときは向って右側の2ヶ所のみです。ボルトはシートレールに付属しているので、付属のものを使いましょう。
そして、レール部分を取り付けます。向かって左側は、レールとアダプターを共締めするような形になり、向かって右側はアダプターとレールを固定します。
続いて、シートベルトバックルをシートレールに固定します。
これで事前作業はOK。後は車両に固定すれば、交換作業完了です。取り付けた状態がこちら!
青い!青すぎる!下の写真は20年程前に乗っていた180SXですが、なんだか似たような感じで、懐かしさがこみ上げる!
運転席側だけが青いので、正面から見たらまさに「半分、青い」ですね(笑)
いざ試乗してみたら
さて、運転席側のシートをRS-5に交換できたので、まずは試乗してみます。
シートの座面が下がる改良がされていることと、シートレールが専用設計で純正比-20mmダウンとのことですが、座ってみた感じは純正より若干低いかな、くらいでした。
純正シートのような柔らかさがあり、でもホールド性は純正より上、ステアリングとのクリアランスもしっかりあり、純正シート並に乗り降りしやすくなっていることに感動です!
他のメーカーのローポジションレールのような後方だけを低くしたものと違い、シートを前にスライドしても座面がほぼ上がりません。なのに、しっかりスライド幅は確保されています。
R100で問題だった太ももが乗る位置の盛り上がりもRS-5には無く、足が伸ばせることでペダルがしっかり踏めるため、シート位置を無理矢理前に出す必要もなし。
記憶の中にかすかに残っている、エムツー販売のType-TS(上の20年程前の180SXの写真に写っているシート)と乗り心地が似ているかも。
さいごに
ということで、後期純正シートで失敗し、スパルコR100でも失敗しましたが、三度目の正直とでも言いましょうか、RS-5でようやく満足のいく結果となりました。
明るいブルーなのでだいぶ目立ちますが、今の180SXの外観も結構目立つと思いますので、目立ちついで、ってことで。
結局、せっかく購入したR100は無駄になってしまいそうですが、まずは座面を元に戻して、某オークションに出品するか、180SXの助手席に使うか、我が家の他のクルマに使うか、ゆっくり考えようと思います。
何はともあれ、これでようやくシート難民から解放されたので、次の作業へ進みたいと思います!
お値段的にはだいぶリーズナブルな、BE FREEのショップオリジナルセミバケットシート RS-5。コストパフォーマンスは最高だと思いますので、シートメーカーにこだわらないのであれば、お試しあれ!
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