[RPS13] 180SXの車検 第2回目

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レヴォーグと同時期、恐怖の2台同時車検がやってきました。今年も青ざめた、高井優希です。

前回の車検から約2年。特に不調になることもなく、むしろ調子が良くなってきているような気がしますが、見えない部分の劣化は進んでいるはず。大きな問題が見つかり、大きなお金がかからないか心配でしたが、さて、どうなることでしょうか。

知り合いの整備工場での車検

ということで、180SXを中古で購入してから4年。2回目の車検を迎えました。

前回の車検を終えた後に手を入れたものは…プラグコード交換、RAPFIXⅡ(ステアリング脱着システム)装着、インマニ計装着、リアタイヤ新調、前後バンパー純正化、ボンネットヒンジ交換。車検に影響があるものは特になし。

法的にアウトなものはつけていないので、車検は問題なくクリアできるはず!

…と思っていましたが、今年4月からいろいろ厳しくなったようで、とんでもなく大変な目に遭いました。

車検を通すにあたり問題の箇所

いつもお願いしているクルマ屋に預けたのですが、前回(第1回目)の車検では問題にならなかった「5穴化」が、今回車検場でNGを出された、と連絡がありました。

話を聞くと、180SXの純正状態は4穴なので、5穴にした場合は構造変更届を出して公認車検を取らないとダメ、と言われ突っ返された、と。そして、構造変更届を出すためには、変更した箇所すべての強度検討書が必要とのこと。

なので、自分の場合は、フロントハブ、リアハブ、リアナックル、リアAアーム全ての強度検討書が必要、ということになるのかな。

フロントハブはGT-1モータースポーツ製で、同梱物を確認したところ説明書きに「競技用」と書かれていたので、強度検討書はおそらくないと思います。

リアハブはS15純正の流用なので、当然強度検討書はありません。純正流用でも、180SXと同じ型式の車両のものではないので、ダメなんだそうです。

リアナックルはプロフェッサーオートサービス製で、純正ナックルに補強版を溶接してシルバー塗装されたものなのですが、これも純正という保障がないので強度検討書がなければダメなようです。(溶接跡があるからダメ、という可能性もある?)

リアAアームはnismo製で、メーカーから記載変更不要という書類があるのですが、車検場の見解ではこのアームも含めて構造変更届が必要だと。

ここで苦情を言ったところで、車検ラインを通してもらわなければ公道で乗れなくなってしまうので、仕方なく5穴化の部分はすべて諦め、4穴に戻して車検を取ることにしました。

4穴時代のパーツ(純正パーツ一式)を全て保管しておいてよかった…。

あとは車高が微妙に足りなかったようなので上げてもらったくらいで、それ以外の部分については、問題なし。

4穴に戻しての車検

もう180SXを預けてしまっていることと、どのみち自分で作業する時間がなかったので、4穴の純正足回り一式と、納車時に履いていた4穴ホイール+タイヤをクルマ屋に預け、交換してもらうことにしました。いつもより時間をもらうけどやるよ、とのことだったので、全力で甘えることに。

それから約10日後、無事車検をクリアして180SXが戻ってきました。

あとで話を聞いたところ、やはり5穴化そのものが車検NGだったようです。その車検場では、競技用のハブだったとか、純正品の流用だとか、そういう使っているパーツの話ではなくて、5穴化そのものが公認を取っていないとダメ、という判定をするんだとか。

となれば、ここでまた5穴に戻したところで、また次の車検で引っかかるので…潔く5穴化は諦めて、4穴に戻すことに決めました。どのみち5穴にする際も、最後まで4穴と5穴で悩んでいたくらいですからね。

…と心を決めていたのに、なんとクルマ屋の計らいで、180SXは再び5穴化されていました!車検の後、わざわざ5穴に戻しておいてくれたようです。

それなら、ゆっくり好みの4穴ホイールを探して、準備ができてから4穴に戻すことにしよう。そうしよう。

法定費用と整備費用

さて、ここからは費用の話。

車検にかかる費用としては、自賠責保険料・重量税・印紙代を合わせた「法定費用」と、クルマの整備や消耗品交換などの「整備費用」にわけられます。

180SXの法定費用は、全部で57,650円。重量税が37,800円と、自賠責保険料が17,650円。そして印紙代が2,200円でした。この金額は、2023年に車検を受ける180SXは全て同じのはず。

180SXの車検費用のうち法定費用分2023

180SX第2回目の車検費用

今回車検にかかった費用は、上で書いた法定費用の57,650円に加えて、点検整備費用が48,400円、その他整備費用が72,380円だったので、総額が190,090円でした。

整備・検査費用としては、整備点検費用が17,000円+税1,700円で計18,700円、検査業務費用が検査機器使用料9,000円+検査代行手数料8,000円+税1,700円で計18,700円、エンジン・下回り洗車が5,000円+税500円で計5,500円、下回り塗装が5,000円+税500円で計5,500円。

180SXの車検費用のうち整備・検査費用分2023

別途作業として、オイル交換(WAKO's)、フロントハブ交換、リアアクスル一式交換、車高調整、その他費用を合わせて72,380円という内容。

整備費用については、車両ごとに状態が変わってくるので一律とはいきません。ここで紹介しているのは、私の180SX(H9年式のNA)での費用、しかも5穴ハブ→4穴ハブへの交換+5穴戻しの費用も込みです。

いつものことですが、180SXをお任せしているのは親の代から行きつけのクルマ屋なので、車検代はディーラーのように即日支払ではなく、後から請求書が届きます。下手すると、忘れた頃に届くことも。

今回も、車検を受けてから請求が届くまで半月ほど経過していたので、車検を受けてからだいぶ遅れての記事となりました(笑)

さいごに

ということで、思いもよらない問題がいろいろ発生しましたが、無事に納車後第2回目の車検が終わりました。

1回目の車検時の走行距離数が148,368kmで、今回の車検時の走行距離が151,006kmだったので、この2年での走行距離は2,638km。1回目の車検までの2年間に比べたら、倍くらいの距離を走ったことにはなりますね

この後、とりあえず車検NGになってしまった5穴化を諦めて、なるべく早めに4穴に戻そうと思います。あとは念のため、リアナックルもプレート溶接された強化品から、純正品もしくは純正形状のものに交換しておこうかな。リアAアームはちゃんとニスモの書類があるので、4穴に戻すならそのまま使っても問題ないはず。

せっかく時間とお金をかけて5穴化しましたが、車検に通らないなら公道での使用はダメ、ということになるので、綺麗サッパリ諦めることにします。4穴に戻すなら、それはそれで履きたいと思っていたホイールもありますし。

そうそう、冒頭でも書きましたが、レヴォーグも今年車検。180SXとレヴォーグで車検の期限日が数日違いなので、今年車検に出した日はわずか2日違い。2台分の税金を払った翌月に、さらに2台分の車検費用が一緒にかかるのは、とてもとても重いですね…。それでも2台維持していきますが。

[VM4] レヴォーグ3回目の車検
コロナをきっかけに、ディーラーのおもてなし感がだいぶ抑えられていて、とても快適に感じます。高井優希です。 今回の代車は新型フォレスターSTI。レヴォーグに比べ、車体は大きいし、目線も高いし、なかなかいい乗り心地でした。ただ、走行中のタイヤの...

なかなか落ち着かない180SXですが、これで乗り始めてから5年目に入ることができました。これからも大事に乗り続けますよ!

初稿:2023年7月3日

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