[VM4] レヴォーグにKENWOODのドラレコDRV-610をつけてみた!

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ドラレコで撮影した映像を後から見てみると、運転中には気付かなかったことを発見してしまう、高井優希です。

その中には、運転中に気付いていなかった他車の動きや側道の様子があったり、ゆっくり楽しめなかった景色などがあったりして、たまに見てみると面白いものです。

さて、そんなドラレコですが、アイサイト付きのレヴォーグでも取り付け位置さえ気を付ければ市販品でも大丈夫なのかどうかの確認も含め、試しに取り付けてみることにしました。

DRV-610の外箱

取り付け手順

ドラレコ本体は、運転席側の上部に取り付けてみました。アイサイト用カメラのすぐ横、運転中に目線を上げれば画面が見えるくらいの位置です。

アイキャッチ[DRV-610]

ここから、ドラレコの電源を取るためのシガープラグコード(以下電源ケーブル)を配線していきます。

DRV-610の電源ケーブルを配線

上の写真で赤い線が、大ざっぱな配線位置です。Aピラーを外して中を通していきます。

Aピラーを外してケーブルを通す

Aピラーはこんな感じで、手前に引っ張れば隙間ができますので、完全に外さなくても隙間に配線を押し込んでしまってもいいかもしれません。

ダッシュボード横を外してケーブルを通す

Aピラーの下まで配線できたら、ダッシュボードの横にあるフタを外して、ダッシュボードの内側に入れていきます。赤の破線部分が、実際は配線が見えない部分になります。

電源ケーブルの大ざっぱな配線位置:ダッシュボード下

そのままステアリングの下あたりを通して、センターコンソールとフロアの隙間に配線を押し込むように入れていきます。

電源ケーブルの大ざっぱな配線位置:センターコンソール

少しずつセンターコンソールの内側に押し込みながら、コンソールボックス横あたりまで。

電源ケーブルの大ざっぱな配線位置:コンソールボックス

コンソールボックス横あたりまで来たら、あとはコンソールボックスの凹み部分に配線を通しながらシガーソケットに接続します。上の写真は後から追加したため、リア用ドラレコの電源ケーブルも接続されています。コンソールボックス内に、2口ソケットも押し込まれている状態です(笑)

レヴォーグはシガーソケットがコンソールボックス内にあるので、フロント側(エアコンパネル付近など)についている車種に比べると、ちょっと電源ケーブルの長さが厳しいですね。

今回はAピラーを外して中を通しましたが、一応、Aピラーを外さなくても、隙間を這わせるようにケーブルを指で押し込んでいけば、配線はうまく隠せると思います。実際、最初の仮配線状態では、そのように配線していたので。

記録時間と注意点

記録時間

付属の16GBのmicroSDカードでは、3M高画質で約80分の記録が可能です。使用可能な最大容量である128GBのmicroSDカードでは、3M高画質で約600分(10時間)もの記録ができるようです。

上記の時間は常時録画時間の合計であり、別途、イベント録画(Gセンサーにより退避された録画)が常時録画の12~13%ほど記録されます。

記録容量が多いに越したことはないので、とりあえず最大容量である128GBのmicroSDカードに交換しておきました。

ちなみに、記録ファイルの分割単位は1分/3分/5分から選択でき、容量がいっぱいになると、古い記録ファイルから上書きされます。

注意点

DRV-610にはmicroSDカードスロットが2つついていますが、スロット1が記録用、スロット2がバックアップ用になっています。

ですので、例えばスロット1に128GBのmicroSDカード、スロット2に128GBのmicroSDカードを入れたからといって、合計256GB分の容量が使える訳ではありません。

スロット2は、スロット1のデータコピー用スロットと覚えておいた方がいいです。

あとは、電源ケーブルの長さは3.5mなので、レヴォーグで使うにはあまり余裕のない長さです。キレイに配線を隠そうとあちこち引きまわしていると、足りなくなる可能性大です。

なので、おそらく動作保証対象外になってしまうと思いますが、レヴォーグのUSB給電を利用して、USBケーブルで電源を供給してしまう方法も取れるとは思います。

仕様を確認してみると、DRV-610に付属の電源ケーブルは最大出力がDC5V/1A。本体消費電力は常時録画時で2.3W。一方、レヴォーグのUSBソケットは最大出力がDC5V/2A(A型のみDC5V/1A)なので、規格上は問題なさそう。

実際に試してみましたが、ドラレコとしての機能に特に問題は無かったので、一応そんな方法もありますよ、ということで。

通常の使い方ではないので、もしやってみようという方がいましたら、自己責任でお願いします。

実際に使ってみて

映像が、通常の約208万画素のフルハイビジョン(1920x1080)よりも大きな300万画素(2304x1296)を選択できるので、より高詳細な映像が記録されます。

とは言え、実際にどれだけ詳細な映像が記録できるかはレンズ次第でもあるので、ただ画素数だけ大きくても、レンズの性能的に見えないものは結局見えないです。

なので、個人的な意見では、300万画素にして容量をたくさん使ってしまうより、300万画素より使う容量が少ないフルハイビジョンサイズの方が、より長時間記録できていいんじゃないかな、と思います。

この機種の一番いいところは、128GBまでのmicroSDカードが公式でサポートされていること。32GBまでしかサポートされていないドラレコが多い中、これだけ大容量のカードがサポートされているのはうれしいですね。

さいごに

通常、ドラレコが取り付けられるエリアは、フロントガラスの上部20%以内のエリアに限られています。また、車検ステッカーと重なってはいけませんし、フィルムアンテナが貼り付けてあれば、それとも重ならないようにした方がいいです。

そして、このレヴォーグのようにアイサイトがついている(もしくはそれに準ずるカメラがついた)車種の場合、誤動作の原因にならないよう、取り付けられる場所がより限られます。少なくとも、ディーラーオプションのアイサイト車用ドラレコのような小型カメラ以外は、バックミラーに隠れる位置には取り付けが難しいかも。

今回取り付けしたDRV-610は、固定用のステーの形状によりドラレコ本体がやや後ろにオフセットされるため、フロントガラス上部ギリギリの場所に固定すると、ドラレコ本体がアイサイト用カメラより少しだけ後ろになります。

そのおかげか、アイサイト用カメラのすぐ横に取り付けても誤動作することなく、ディーラーでのアイサイトチェックでも問題ありませんでした。

ドラレコの画面確認もしやすいので、個人的にはベストな位置だったと思います。

電源ケーブルの取り回しに少々厳しいところがあるかもしれませんが、何事もチャレンジ!ということで、DIYでやってみるのもいいかもしれません。

初稿:2017年5月21日

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