[ER34] 中期純正タービンに交換

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アイキャッチ[ER34スカイライン25GT-Xターボ4ドア]

年式もさることながら、もう15万km近く走っているER34。前期の純正タービンは吸気側が樹脂ブレードということもあって、走行距離がのびてくるといつ寿命を迎えるかが気になってくるところ。

ましてや樹脂なので、もし何かの衝撃でバラけてしまってエンジンが吸い込んでしまえば、そのままエンジンブローにもつながる、という情報もあるので、なかなかフルブーストをかけられずにいます。

いろいろ調べてみたところ、ER34の中期純正タービンからは、吸気側がメタルブレードに変更されているらしい。後期用になるとコンピュータのリセッティングが必要らしいけど、中期用ならポン付けしてそのままでいいらしいという情報(そもそも、中期タービンは前期向け補修部品として使われているんだとか)。

ということで、ヤフオクで物色。実走行5000km程度、という中古の中期純正タービンがあったので、いくつかある中から、比較的信頼できそうなものを落札してみました。

さすがに自分で交換するのはきついので、知り合いの車屋にお願い。今のタービンが今すぐにダメになるわけでもないし、自分的にもさほど急いではいないので、時間ができたときに作業してもらうことにしました。

タービン周辺から白煙モクモク

先日、高原を走っていてエンジンルームから白煙が出たので、水温上昇によるオーバーヒートの危険性があるかもしれない、と思い、すぐにDefiの水温計を付けました。

[ER34] Defi Racer Gauge 水温計
先日、エアクリ交換などを済ませた後に、試乗がてら高原をドライブしてきたのですが、急坂の上り、遅い車の後ろを一緒にゆっくり走っていたら、工事の信号で停まった時にボンネットの隙間から真っ白な煙が! 白い煙のようなものに臭いはなく、その後低速ギア...

そして水温計をつけてから初の山道ドライブへ。これで水温があまりに上がるようなら、ラジエーターの交換も視野に入れないといけないだろうな、と思いつつ。

暖気を終えて出発してすぐ、水温は80度前後。いきなり嫌な予感?

しかし、それ以上水温が上がる様子はなく、山道に差し掛かっても、フルブーストを掛けて山道をのぼっても、最大で水温は88度くらい。90度になることは一度もなく。JZX100のときは前置きインタークーラーがついていたせいか95度前後になることが多かったので、それに比べたら冷却は十分な様子。

ということは、先週の白煙モクモクはどうやらオーバーヒート寸前、という訳ではなさそう?

しかし、しばらく走った後、休憩がてら車を停めて外に出てみると、薄い白煙がモクモク。すぐにボンネットを開けてみると、どうもタービンのあたりから出ているみたい。ただ、白煙自体はあまりにおいがなく、わずかにオイルっぽい?

タービンにオイルが滲んでいるのか、それともタービンブローが近いのか、それとも他の原因なのか、ここでは全く判別できず。ただ、ここ最近はブーストがかかっても加速が鈍いような感じはしていました。

あとひとつ気になるのが、先週の白煙モクモク事件の少し前。信号待ちからの動き出しでエンジンルームから「ぐしゃっ」という何かが潰れたような音が聴こえたような気がしたけど、そのときは何かを踏んだ音だと思ってスルーしていましたが、それが実はエンジン内部からで、何らかに影響している可能性もあるのかな?

タービン交換でピット入り

ともあれ、原因がはっきりせず不安なのと、ようやくクルマ預かるよ~という連絡がもらえたので、タービン交換がてら調べてもらおうと思います。

で、今回交換するタービンはこれ。

ER34 手に入れた中期純正タービン ほぼ新品

ER34中期純正のタービン。型番でいうと、14411-AA110というやつ。吸気側がメタルなので、樹脂よりは壊れにくいはず。

ついでに、今回のピット入りでついに!納車前につけてもらう予定だったレガリススーパーRの取り付け、そしてオイル漏れが少しあるので、その原因も調べてもらうことにしました。

タービン・マフラー交換後

そして5日後、ER34のご帰還。結論から言うと、
・タービン交換は早まった
・マフラーはアイドリングがうるさい
・白煙の原因がイマイチわからず
・オイル漏れはインマニ周辺
ということに。

タービン

確かに、もともとついていたのは前期純正のものだけど、見た感じは14万kmも使っているようにはとても思えないとのこと。確かに、割と綺麗に見えるし、インペラを手で回してみると、とてもスムーズに回る。

吸気側
ER34 外した前期純正タービンの吸気側 ER34 外した前期純正タービンの吸気側アップ

排気側
ER34 外した前期純正タービンの排気側

交換するには時期的にだいぶ早かったみたい。詳しくは後述。そういうことなら、外したタービンは予備用として保管しておこう。

マフラー

マフラーは、フジツボのレガリススーパーRという砲弾型。1本モノで砲弾型なのに、かなり静か、という情報を信じて買ったけど、これ、2000~3000回転くらいは純正より静かに感じるけど、アイドリングは低音がかなり響いてうるさい(笑)

ER34 フジツボのレガリススーパーR

以前だったら、この音量でも物足りなかったと思うけど、今は…できることなら音量にもこだわりたいけど、自宅周辺に住宅も増えてきたし、さすがにそれはできない。

パワー感は、JZX90やJZX100でマフラー交換したときと比べると、あまり上がった感じがしないけど…リターンにしているブローオフの音がかなり大きく聴こえるようになったので、排気効率が良くなった分、吸気も増えた…のかな?ブローオフはBLITZスーパーサウンドVDだけど、リターンしているときの音はHKSスーパーSQVの紫のフィンをつけたときみたいな「シュィーン!」って音に変化。

白煙の原因

結局、白煙の原因は、これ、といった原因がわからず。

ただ、スーパーサウンドVDに交換した後、大気開放させていたときには何もなく、リターンさせるようにしてから見るようになったので、ここにヒントがあるかも。タービン交換後も白煙が出るようであれば、再度大気開放にしてみて再現するか確認、かな。

オイル漏れ

オイル漏れは、インマニ周辺から漏れているようで、ホースやクランプ周りがあやしいとのこと。今、漏れている量ならすぐに問題は出ないから、一旦様子見することになりました。

今回発見された新事実!

余談ですが、どうやらエンジンが載せ換えられた形跡があったらしい。タービンも一度は交換されているらしく、14万kmも走っていたらネジ類が絶対こんなに簡単には外れない、とのこと。言われてみれば、外したタービンは割と綺麗に見えたし、インペラもとてもスムーズに回ったし。

そして、これが一番意味不明なのですが、クラッチのレリーズフォークの形状から、今はバネットのクラッチがついているらしい。ER34にバネットのクラッチが流用できるなんて聞いたことないけど、ニッサン部品で確認したら、型番が間違いなくバネットのものだったんだとか。

だから、これが原因でいつもクラッチが焼けたような臭いがするのかもしれないね、と。そう遠くない将来、クラッチ交換も視野に入れていたほうがよさそう。

この車両はいろいろと信じられないことが多くて驚かされてきましたが、もうさすがに驚くこともないだろう、と思っていたら、まさかクラッチがバネット用。強烈なカウンターのアッパーカットをくらった気分でした。

本当に、ありあわせのパーツを継ぎ接ぎしてとりあえず動くようにして売っぱらった、って感じの車両でしょうか。

初稿:2014年6月20日

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