クルマが動かなくなるような気がする、という予感がまた当たってしまった、高井優希です。
年明け早々に180SXを動かそうと思ったのですが、何となく動かないような気がしつつもエンジンをかけてみたら、またしても無反応。バッテリーは十分で、リレーの音は聞こえるのに、セルモーターが回らない症状。前回の不動時と症状としては同じ感じ。
しかし、前回エンジン不動になったときにセルモーターはリビルド品に交換しているので、それからわずか2ヶ月足らずで故障する可能性は限りなく低い気がする。
ということで、今回のエンジン不動については他に原因がありそうな気がしますが、ひとつ心当たりがあったので、調べながら直していきます。
疑わしいのは配線…ではなく
前回エンジン不動時に、キーシリンダーのスイッチ配線を修理しているのですが、今後また同様の症状が出る可能性がある、と言われていたので、早くも再発か!
…という可能性は、ほぼ無いと思っていました。
実は先日、ネットでカーセキュリティの情報を集めていたところ、たまたま「カーセキュリティを入れたらたまにエンジンがかからなくなる」という情報を発見したのです。
その記事では、カーセキュリティを取り付けたところ、何回かに1回、エンジンがかからなくなる症状に困っていたが、一度カーセキュリティを取り外したら、症状が発生しなくなった、という内容。
そういえば、180SXにはneoCQ(MAGICAR)のM861Aというカーセキュリティがついていたことを思い出しました。音を消しているので、存在をすっかり忘れていたという。
どうせこのカーセキュリティは古いし、反応も鈍く、そのくせ振動センサーだけはやたら敏感で扱いづらいもの。近いうちに新しいカーセキュリティに交換したかったこともあったので、いったん全て取り外してみることにしました。バッテリーのマイナス端子を外して10分ほど待ち、作業開始です。
寒い中の作業は結構大変
カーセキュリティは、ほとんどの機種がステアリングコラム下のロアカバー内に収まっていると思います。neoCQも例にもれず、ロアカバー内に隠れていました。写真ではすでにコラムカバーとロアカバーを外しています。
写真ではわかりにくいですが、黄色の丸で囲んだあたりにセキュリティの本体やリレー、配線たちが詰まっていました。これをひとつずつばらしながら、外していきます。
まずはセキュリティの本体を探し、そこのコネクタを全て抜いてしまい、コネクタの配線をひとつずつ外していくのが近道。正直、配線図もないので気の遠くなるような作業です。
しかし、1本ずつ配線をたどりながら外していくと、キーシリンダーへつながる車両側の配線に割り込むように接続された配線が見つかると思います。neoCQでは黄色い3sqくらいの配線でした。
この割り込んでいる配線を切断し、車両側の白/黒配線を直結すれば、セキュリティの介入がなくなってエンジンがかかるようになるはず。
割り込み配線を切断してみました。この配線を直結するのですが、ここの配線は、できればハンダ付けで接続したいところ。ですが、ハンダがなかったので3sqまで対応の通常より大きなギボシで接続。
念のためビニールテープでぐるぐる巻きにしておきました。
ここでいったん確認です。バッテリーをつないで、エンジンがかかるかどうか確認!
無事にかかりました!
やはり、カーセキュリティが原因だったようです。リモコンでドアをアンロック(と同時にセキュリティもアンロック)しているのに、なぜか本体側でセキュリティが正常にアンロックされず、その結果エンジンがかからない、という状況だったと推測。
とりあえず、カーセキュリティが原因ということはわかったので、一式全て外してしまいました。
写真に写っているのは車内側のもの。あとはエンジンルームにサイレン用のスピーカーがあるので、それも取り外し。これでneoCQのカーセキュリティ取り外し作業が終了。
さいごに
ということで、今回のエンジン不動の原因はneoCQのカーセキュリティでした。
いざというときに、エンジンがかからないことはセキュリティとしてはとても良いと思うのですが、正常な状態でもエンジンがかからないのは、ちょっと問題ありですね。経年劣化による不具合、なのでしょうか。
ちょうどいい機会だったので、放置されていた不要な配線たちも取り外し、ロアカバー内はとてもすっきりしました。これで、新しいカーセキュリティの取り付けもしやすくなるというもの。さっそくすぐに取り付け開始です。
さて、新しいカーセキュリティの取り付けについてですが、セキュリティに関わることなので、割愛させていただこうと思います。よく見かけるような機種です、とだけ。
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