先入観による勘違いが多い、高井優希です。
「これはこういうものだ」という先入観があることで、目の前にあるものが見えなくなってしまうことがよくあります。
今回も、そんな先入観のせいでコトを大きくしてしまったお話です。
180SXのリアワイパー
自身3台目となる180SXは、後期型の180SXです。1台目、2台目は共に中期型だったので、リアワイパーのスイッチはコンソールの左側、ハザードスイッチの下についていました。
そして、3台目となる後期型180SXも、ハザードスイッチの下にリアワイパースイッチがついていました。
スイッチがついているので、てっきりこのスイッチを押せば、リアワイパーが動くと思っていたのです。
しかし、実際はワイパーが動かないどころか、リアウォッシャーも出ない。何の反応もない。ついでに、ライトをつけてもスイッチが光らない。
コンソールを外して配線の確認
まず最初に疑ったのが、スイッチの配線。もしかしたら接触が悪いのか、もしくはコネクタがうまくささっていないのかもしれない。
そう思って、コンソールを外してスイッチの配線を見てみると…ない。
スイッチに配線がつながっていない!!
なんだ、だったらつなげばいいじゃん!と思ってコネクタを探してみるけど…ない。
ハザードの配線をたどってみても、リアワイパー用の配線そのものがない!
コンソール奥の配線を全部ばらしてみても、キーレスのユニットや、前オーナーが残していったセキュリティユニットの残骸が出てくるだけで、リアワイパースイッチに合う形のコネクタがいない!
リアワイパーレスが存在するのかネットで検索
もしかしたら、自分が知らないだけで、180SXにリアワイパーレスの車種が存在する?!
ネットで検索してみるも、180SXのリアワイパーを外した情報は豊富にあれど、もともとワイパーレスだという情報は皆無。そうだよね、カタログでもワイパーレスは存在していないもんね。
ということは、前のオーナーがわざわざ配線を全部外してしまったのかもしれない?!という疑惑。でも、そんな面倒なこと、わざわざやるかなぁ。
そんなことを考えながらいろんなサイトを眺めていると、ふと目についた一文。
「中期型に後期型ワイパーレバーが使えない」
そしてそこに掲載された写真を見ると…あれ、後期型のワイパーレバーには、間欠速度調整用ダイヤルと、もうひとつ回せそうなパーツ(リング状のダイヤル)が。
自分の180SXのワイパーレバーを確認してみる。写真のものと同じだ。
ということは、もしかして…リング状のダイヤルがリアワイパー用スイッチか!レヴォーグと同じ、このリング状のダイヤルでリアワイパーを動かすのか!
さいごに
こうして、リアワイパーは無事に動きました。後期型180SXは、S14と共通の部品を使っている箇所が多く、ステアリングコラム周りもS14と共通になっているようです。
何度もワイパーレバーを操作しているのに、なんで気付かなかったんだろう!
以前乗っていた中期型は、ハザードスイッチ下のリアワイパースイッチでリアワイパーを動かしていたことと、本来、後期型には存在しないはずのリアワイパースイッチがついていたことで、てっきりこのスイッチで動かすものだと思い込んでしまったのです。
あぁ、先入観って怖い。
バラバラにしてしまったコンソール奥の配線たち、元に戻すのが大変だったなぁ。
前のオーナーがこの話を知ったら、きっと大爆笑したことでしょう(笑)
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