[L360S] タントに1DINオーディオ KENWOOD RDT-211 をつけてみた!

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そろそろ180SXにオーディオをつけたいと思っている、高井優希です。

内装・外装ともに、とりあえずボロボロなところの交換や修復はある程度終わってきたので、少しくらいは快適装備も欲しいところ。

ということで、今はとりあえず音楽が聴ければいいので、7,000円台で売っていた KENWOOD の RDT-211 を購入してみました。

が、親から「タントでCDを聴けるようにしてほしい」との依頼があったので、急遽、180SXではなく親のタントに取り付けることにしました。

以下、もともとついていたオーディオデッキを「旧デッキ」、KENWOODのRDT-211を「新デッキ」と記載します。

今どき珍しいカセット

親のタントは、まだスライドドアになる前の、一番最初のモデル。うちで所有しているタントは両側スライドドアになった3代目となるモデルなので、同じ「タント」という車種ですが、だいぶ雰囲気は違います。

もともとついているオーディオデッキは、おそらくディーラーオプションであろうADDZESTのカセットデッキ。それを KENWOOD の RDT-211 に交換するまでの作業手順です。

交換するにあたり用意するもの

当たり前ですが、オーディオ本体。KENWOOD の格安CDレシーバ RDT-211 です。

KENWOOD RDT-211の外箱

旧デッキは社外品ですが、背面の配線部分はダイハツ車仕様になっていたので、新デッキをつけるためには、別途オーディオハーネス(変換キット)が必要でした。エーモンのオーディオハーネスを用意。

あとは、デッキの付け外しのためにプラスドライバーが必要です。

タントに取り付ける手順

それでは、交換作業開始です。

まずは、センターコンソールのオーディオデッキ周りのパネルを外します。はめ込み式なので、手前に引っ張れば簡単に外れます。シフトレバーが少々邪魔になるので、パネルを外すまではニュートラル位置などにしておくといいかも。

オーディオ周りのパネルを外したところ

デッキ部分を外すため、黄色の矢印で示したプラスネジ4本を外します。ネジを外したら、デッキを持って手前に引けば、固定具を含めたユニットごと外れます。デッキに接続されているコネクターと、ラジオアンテナ用の黒いケーブルを外しましょう。

もともとついていたオーディオを外したところ

さらに、上の写真で赤丸で囲んだ部分のコネクターも外しましょう。外したコード部分は不要です。純正のデッキがついている車両の場合は、このコード部分は存在しません。

続いて、固定具から旧デッキを外します。純正オーディオや、その他社外オーディオがついている車両でも、固定具からデッキを外す手順は一緒です。

オーディオを固定するためのユニット

上の写真の赤い矢印で示したプラスネジ2本ずつ、デッキ左右に取り付けられた固定具にあるので外します。このネジが非常にかたいため、ネジ山をなめてしまわないように気を付けてください。ネジ2本ずつ計4本を外せば、デッキを外すことができるようになります。

2つのネジの下にある黒いプラスネジは、デッキの下に取り付けられた小物入れと、デッキ左右の隙間を埋めるためのプラスチックパーツを固定するためのネジです。もしデッキがうまく外せない場合は、この黒いプラスネジも外せば、固定具が完全に外れるので、作業しやすいかもしれません。

続いて、新デッキの準備です。

新デッキの背面に、添付されているコネクタ付きのコードを接続します。そこに、あらかじめ購入しておいたエーモンのハーネス(変換キット)を接続していきます。

フロントスピーカーが左右2本ずつ、リアスピーカーが左右2本ずつ、バッテリー電源とアクセサリー電源の計10本を、ケーブルの色が同じもの同士で接続します。焦らず確実に接続しましょう。ミュート(茶色)、パワーコントロール(青/白)は使用しません。アンテナコントロールは、接続してもしなくても大丈夫です。自分は接続しておきましたが、タントではおそらく使わないです。

新デッキ側とエーモンのハーネス側の両方に、クワガタのツノのような形の端子がついた黒いケーブルが1本ずつ出ていますが、これらは後で使いますので、今はそのままで大丈夫です。

社外オーディオにハーネスを接続

デッキとハーネスの接続が終わったら、新デッキを固定具へ取り付けます。旧デッキがついていたように、プラスネジで片側2本ずつ固定してください。

ここまでできたら、あとは外したときと逆の手順で車両へ取り付けていきます。

まず、新デッキに接続したハーネスの白いコネクター2個を、車両側の白いコネクター2個と接続します。次に、車両側の黒いラジオアンテナ用のケーブルを新デッキ背面に接続します。そして、4本のプラスネジで固定具を車両に固定します。

固定するとき、新デッキ側とハーネス側から出ていた2本の黒いケーブルをプラスネジに共締めしてください。この黒いケーブルはボディアースに接続する必要があるので、固定用のネジと共締めするのです。ケーブルの長さ的に、正面から見て左上のネジに共締めがよさそうです。

新しいオーディオを車両に取り付け

写真が白飛びしてしまっていますが、緑の丸で囲ったところが共締めした部分です。

固定具を車両に固定できたら、あとは一番最初に外したセンターコンソールのパネルを元通りにはめ込めば、作業終了です。

実際に使ってみて

CDとラジオ以外に、USBメモリやAndroidスマホからの再生もできますが、USBは正面からまっすぐ差し込むようになります。形が大きなUSBメモリだと邪魔になったり、不意に引っ掛けて壊してしまう可能性があります。小型タイプのUSBメモリを使うか、USB延長ケーブルなどを使って安全な位置へ逃がしておいた方がいいかもしれません。

iPhoneやiPadはUSB接続に対応していないので、AUX入力(ステレオミニプラグ使用)を使う必要があります。

操作感ですが、ボリュームがダイヤル式なので、ボタン式に比べて操作が楽です。が、ダイヤルを押し込むと常に設定モードに入ってしまうので、この辺の操作感覚はマイナスポイントかな。押し込んだらスタンバイモードに入るとか、押し込んだらソース切り替え(SRCボタン)だったら良かったのに。

ソース切り替え(SRCボタン)は、連続で押してもダメで、ひと呼吸おきながら押さないと、意図した切り替えにならないことが多いです。

音については、タントの純正スピーカーでしか聴いていないので何とも言えませんが、悪くはないと思います。ADDZESTの古いデッキよりは、クリアな音に感じました。

画面表示については、デジタル表示の部分が大きく、黒地に白い文字ということもあってか、非常に見やすく感じます。欲を言えば、文字と文字の間隔がもう少し開いていれば、時計表示が見やすかったんじゃないかな、というくらい。

さいごに

ということで、親のタントにRDT-211を取り付けてみました。

今回は1DINサイズのオーディオを取り付けましたが、交換する手順としては、2DINオーディオやカーナビでも変わりはありません。カーナビの場合は、他にビーコンユニットやGPSアンテナの配線が追加になるくらいかな。

さて、180SX用のはずだったRDT-211がタントについてしまったので、180SXには別の機種を探してみようかな。その際にはまた作業手順と使い心地をご紹介しようと思います。

オーディオデッキの交換も、カー用品店などでお願いすれば作業工賃がかかります。内装さえ外せれば、交換作業自体はそんなに大変ではないので、DIYの入門向けとしてもおすすめですよ!

初稿:2019年10月2日

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