[HE21S] ラパンの左フロントドアロックモーターを交換してみた!

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2日前に稲刈りをしたので、体中が筋肉痛で動くのも辛い、高井優希です。

そんな、満身創痍とも言えそうな状態でしたが、せっかく晴れた日曜日に作業しないのはもったいない!

ということで、今回はラパンのドアロックモーター交換作業を行いました。

キーレスが反応しない

キーレスでドアのロック・アンロックをしても、左フロントドア(助手席のドア)だけが毎回無反応になってしまいました。

クルマから離れるときは、手動でドアロック状態にして、ドアハンドルを引いたままドアを閉めればロックできるのでいいのですが、クルマに乗り込むときは、運転手が車内から手動でロックを解除してあげるか、左リアドアを開けて手動で解除するしかない。結構面倒だし、雨の日なんかは大変。

他の3枚のドアはキーレスでドアロック・アンロックができているので、きっとドアロックアクチュエーター(ドアロック・アンロックしてくれるモーター部品)が壊れているからだ!と推測し、某オークションで左フロントドアのドアロックアクチュエーターを物色してみました。

結構たくさんの出品がありましたが、その中でも比較的キレイなものがあったので、落札。3日ほどで届きました。

ラパン左前ドアロックアクチュエーター

ドアロックモーターの交換作業

さっそく交換作業に入ります。作業の前に、必要な工具を用意しておきましょう。

プラスドライバーが1本。ドライバーセットの、一番大きいサイズのプラスドライバーを用意しておけば大丈夫だと思います。

トルクスドライバー1本。サイズは30。山が6個ある、星形のような形のドライバーです。ストライカーの受け部分を外すために使います。自分が使っているのはこんなやつ。

ドア内張りを外す

まずはドアの内張りを外します。

最初に、ドアをロックするときに押し込む棒?を外しておきましょう。ネジ式なので、反時計回りに回せば外れます。

アイキャッチ[ラパンのドアロック]

続いて、内張りを固定しているネジなどを外していきます。

ラパン左前ドア内張り固定位置

上の写真で、黄色い矢印はプッシュピンで留めてあるので、ドライバーの先などでピンの中央を押して、ピンごと外します。

ラパン左前ドア内張り固定位置:ロックピン

赤い矢印はプラスネジで固定されていますので、プラスドライバーで外します。

ラパン左前ドア内張り固定位置:プラスネジ

プラスネジを外した後、ドアを開けるときのレバー部分を外すためには、裏側のバーを外す必要があります。

ラパン左前ドアレバー裏側

上の写真がドアレバー部分の裏側になりますが、まず緑色のプラスチック部品を赤矢印の方向に回すように外し、真鍮色のバーを上方へ抜くようにして外します。

ドアを閉めるときに手を掛ける部分は、ネジを外した後、上に引っ張れば外れます。

緑色の矢印は、はめ込み式のピンでドアに押し込まれているので、内張りごと手前に強く引っ張れば外れます。結構かたく留まっていることがあるので、思い切って引っ張ってしまって大丈夫です。

下半分がすべて外れたら、内張りを持ち上げるようにして外します。

内張りが外れたら、パワーウィンドウスイッチにつながっているケーブルのコネクターを外すのをお忘れなく。

ラパン左前ドア内張りの裏側

コネクターを外せば、内張りが完全に外れます。

ラパン左前ドア内張りを外したところ

ドアロックモーターの交換

ドアロックアクチュエーターを外すため、まずはドアレバー、ドアハンドルとつながっているバーを外します。

ラパン左前ドアロックアクチュエーター固定位置

上の写真の緑で囲った部分が、車内からドアを開けるためのバーです。右端は先ほど外したドアレバーと接続されていた部分です。今度は左端を外します。

ラパン左前ドアロックアクチュエーターに接続されているバー

上の写真は、ドアの開口部からドアロックアクチュエーターを覗き込んだ様子。中央部を縦に通っている黒いゴムっぽいものは、窓が降りてくるレールのようなものです。

3本の真鍮色のバーが見えますが、そのうち車内ドアレバーへのバーと、車外ドアハンドルへのバーを外します。外し方は、内張りを外すときにバーを外したのと同様に、黄色い固定用プラスチック部品を回すように外してから、バーを抜いてください。

2本のバーが外せたら、ドアロックアクチュエーターを外します。

2つ上の写真で、黄色い矢印の部分がプラスネジ(10mmの六角レンチでも可)、赤い矢印の部分がトルクスネジで固定されているので、外します。

4本のネジを外せばドアロックアクチュエーターがフリーになるのですが、窓のレールが邪魔で、どうやっても抜けそうにありません。なので、この状態のままでドアロックモーターを外します。ドアロックモーターというのは、こんなパーツ。

ラパン用ドアロックモーター

交換用のドアロックアクチュエーターから、モーター部分をあらかじめ取り外しておきました。

さて、ドア側のドアロックモーターの取り外しにかかりましょう。

ラパン左前ドアロックモーター固定位置

3本のプラスネジで固定されているので、全長の短いドライバーなどを駆使して外してください。普通のドライバーでも、位置を変えたり、ドア側に開いた穴をうまく使えば何とか外せると思います。自分は、左下のネジ1本だけどうやってもドライバーが入らなかったので、アクチュエーターが固定されていたプラスネジ(黄色矢印)のちょっと上にある穴からドライバーを突っ込んで、手探りで外しました(笑)

ラパン左前ドアロックモーターを外したところ

モーターが外れたところ。モーターに接続されている配線のコネクターを外すのをお忘れなく。

交換用のモーターを取り付けます。取り付け時の注意点ですが、モーターの先っぽにのびている白いレバーのような部分を、アクチュエーターの穴に入れないとドアロック・アンロックが動きません。

ラパン用ドアロックモーターの注意点

写真は取り外されたアクチュエーターですが、○で囲った部分の穴に、モーターからのびている白いレバーを入れてください。

あとはモーターを3本のプラスネジで固定し、配線を接続し、アクチュエーターをドアに固定(プラスネジ1本、トルクスネジ3本)。一旦ここで動作確認をしてみましょう。

ドアを閉めて、キーレスを操作。他のドア同様、ロック・アンロックが動いていればOKです。もし動いていない場合は、白いレバーが正しい位置に入っているか確認。

動作確認が終わったら、車内ドアレバー用のバー、車外ドアハンドル用のバーを元に戻し、内張りを外すときと逆の手順で戻していけば作業完了です。

さいごに

整備工場で修理の相談をしたところ、3万円かかると言われました。でも、キーレス自体は動いているので、原因はドアロックモーターだけなんじゃないかと思っていたので、今回DIYで作業してみることにしたのです。

ドアロックアクチュエーターの一式が、某オークションで1,500円。工具は手持ちのもので足りていたし、他に必要な材料もなかったので、見積もりの1/20の出費だけで修理できました。

ドアロックモーターの交換は初めての作業でしたが、思っていたほど大変な作業ではありません。

HE21S(初代)ラパンは、助手席ドアのモーター故障が多いような気がします。知っている限り、3~4台ほど同じ症状で困っている人がいるので、何かしら共通した原因がありそう。

もし1箇所だけキーレスが動かくなった!という症状が出たら、ドアロックモーターの交換を試してみてはいかがでしょうか。

初稿:2019年9月29日

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