[RPS13] 180SXの運転席側シートをRECAROのSR-S BK100に交換してみた!

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180SXの運転席用シートをまたまた購入することになった、高井優希です。

前回の車検から、社外シートに交換している場合は、保安基準適合の証明とシートレールと組み合わせた状態での強度証明が必須になったそうです。それまで車検に通っていたシートも、この証明がなければNGになりました。

ということで、BE FREEのRS-5は証明書がないので車検NG。前回の車検は、取り急ぎ180SX純正シートに交換して通したのですが…。

その後、車内を掃除するために純正シートを外した際、シート側のシートベルトバックルを固定する部分を破損してしまい、バックルの固定が不可能になってしまったのです。

それはつまり、純正シートが使えなくなってしまった、ということ。

仕方がないので、またRS-5に戻してはみたのの…公道を走る以上、車検非対応のシートを使い続けるのは良くないので、保安基準に適合するシートに買い替えることにしました。

シートレールを活かす方向で

RS-5用に購入したシートレールはエヌスポーツ(N SPORT)というメーカーのスーパーローモデルDNN2260B01Rで、幸いにも保安基準適合品。レカロとブリッドのシートと組み合わせた状態での強度試験証明書もついているので、両メーカーのシートなら車検適合となるようです。

となると、やはり真っ先に気になるのは、レカロから2024年4月に出た新製品のSR-Sシリーズ。保安基準に適合した社外シートとしては比較的安価な方だと思いますが、やはりレカロという安心感は大きいです。そして、ブリッドの製品には無い「青系の色」もあるのがGood。

肝心のシートレールですが、エヌスポーツのサイトで適合確認したところ、SR-Sも確認が取れたとのこと。ただし、SR-7までのように-20mmのローポジにはならないようですが、そこは追々考えるとして、今回は使えるものは使いまわす方向で。

SRシリーズはシートヒーター有り無しから選べるようですが、180SXでシートヒーターはいらないので、SR-SのBK100に決めました。もしも、シートクーラーがあったら、そちらを選んでいたかもしれません。

レカロは受注生産状態

SR-Sが発売した2024年4月以降、SR-Sの注文がかなり殺到しているらしく、いつからか受注生産と記載されるようになっていました。注文した時点(盆明け直後)での納期が約3ヶ月だったので、年内には間に合いそうだな、と期待しつつ、気長に待つことにしました。

しかし、注文した数日後「納期が未定になりました」という残念な連絡。想定以上に注文が多かったのかもしれません。でも、自分の中ではSR-S以外に他の選択肢が無かったので、気にせず待つことに。早く手元に来れば嬉しいですが、最悪、次の車検までに間に合ってくれればいいので。

そして、注文から約1ヶ月ほど過ぎた9月の中頃、納期変更のお知らせが送られてきました。そのお知らせによると、12月の上旬に発送予定とのこと。

それからさらに3ヶ月近い日が過ぎ、発送予定日とされていた日の翌日に発送連絡があり、その翌日、ついにSR-Sが到着しました!

箱でけぇ…。

SR-Sが届いた

念のため、不在時には車庫に置き配を依頼しておきましたが、この箱のサイズだと車庫に入れるのも一苦労だったかもしれません。ちょうど在宅の時に届いて良かったです。運送会社さん、こんな大きな荷物を運んでくれて感謝です。

シートの交換作業

前置きがとても長くなりましたが、早速シートの交換作業に進みたいと思います。

とは言え、交換作業自体は、以前BE FREEのRS-5に交換するときとほぼ同じ手順での作業になりますので、交換手順を詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ。

[RPS13] 180SXの運転席側シートをBE FREEのRS-5に交換してみた!
結局スパルコのシートは体に合わなかった、高井優希です。つい先日、運転席側のシートをスパルコのR100に交換したばかりの180SX。座面が純正よりかなり上がってしまったため、座面のアンコ抜きをしてしばらく使用していました。座面を下げても着座感...

箱を開けると、シートの他に、保証書や説明書、RECAROステッカー、追加用ウレタンパッド、シートベルトリマインダーハーネス、そしてシート固定用ボルト+ワッシャが4組入っていました。

付属品たち

BE FREEのRS-5(RECAROのSR-3)はシートレール固定用ボルトがM6だったのですが、今回のRECARO SR-SはM8を使います。シートレールにもM8ボルトも付属していたのですが、他の用途で使ってしまっていたので、シートにも付属していて良かった~。

さて、今回はシートレールを使い回すので、まずはBE FREEのRS-5からシートレールを外します。外す手順は省略…というか、写真を撮り忘れました…。取り付け時の逆の手順になるので、RS-5取り付け時の記事でご確認くださいまし。シートベルトのバックルは、シートレールから外さなくても大丈夫です。

続いて、RECAROのSR-Sにシートレールを取り付けます。シートの底面に4ヶ所のボルト穴があるので確認しましょう。このとき、ついでに底面にある製造番号も確認し、控えておくとイイかも。

RECARO SR-Sの底面を確認

底面のボルト穴にシートレールを合わせ、4ヶ所をボルトで固定していくのですが、N SPORTの180SX用スーパーローモデルシートレールは2分割タイプなので、まず四角いプレートをシートに仮固定します。このとき仮固定するのは、向かって右側の2ヶ所のみです。ボルトはシートに付属しているものでも、シートレールに付属しているものでも大丈夫。M8のものを使いましょう。

シート底面に四角いプレートを仮固定

そして、レール部分を取り付けます。レール部分の向かって左側はレールと四角いプレートをシートに共締めするような形になり、レール部分の向かって右側はレールを四角いプレートに固定します。

レール部分を固定

これでシート側の作業が終わりました。後は車両に固定すれば、交換作業完了です。取り付けた状態がこちら!

SR-Sを車両に取り付けたところ

今までが鮮やかな青だったので、だいぶ落ち着いた雰囲気になりました。自身の年齢的にも、これくらい落ち着いていた方がいいかもしれません。鮮やかな青も良かったですけどね。

試乗してみます

スーパーローモデルのシートレールを使用しているので、SR-7までは座面が純正比-20mmになっていたようですが、SR-S/SR-Cでは、SR-7までに比べて10mm~20mm座面が上がってしまうという注意書きがあったので、座面が純正と同じくらいになってしまう可能性がありました。

実際に座ってみた感じ、確かにBE FREE RS-5に比べると座面が上がった感じ。純正と比べても、若干上がっているかな、という印象。

シート自体は、純正シートやRS-5に比べると若干硬さを感じるものの、ホールド性は明らかに上で、すっぽりと包まれた感じは安心感もあります。ステアリングとのクリアランスも問題なく、シートサイドの張り出しが大きくなったにも関わらず乗り降りもしやすいのは、さすがレカロといったところでしょうか。

後は、運転中の姿勢が良くなったのか、腰が痛くなりにくくなったのも良かった点です。

ただ、ひとつ欠点というか…エヌスポーツのスーパーローモデルシートレールと組み合わせると、今までよりシートがあまり前に出なくなりました。スライドを一番前にしても、クラッチを踏み込んだときに、今までより足が伸びる感じがします。

完全に足が伸び切ってしまう訳ではありませんが、身長によってはちょっと厳しい可能性もあるので、エヌスポーツのシートレールと組み合わせる場合は、175cm以上の身長が目安になるかもしれません。レカロ純正シートレールと組み合わせれば、そんなことはないのかな。

後は、意外と前方へのリクライニングが倒れないので、180SXで助手席に着けてしまうと、後部座席への乗り降りが大変かも。

しかし、自身が今までに使ってきた社外シートの中では、SR-Sが座り心地も運転の心地もダントツで良いですね。

さいごに

ということで、せっかく不満なく使えていたRS-5が車検NGになってしまったので、昔から憧れだったレカロシートに買い替えました。

SR-S BK100は約12万円。決して安い価格ではありませんが、180SXが「そのままの状態で車検に通る」仕様を維持するためには、買う選択肢しかありませんでした。純正シートの中古を探すことも考えましたが、さすがに程度の良いものはなかなか出てこないですし。

さて、まだ綺麗で十分使えるRS-5をどうするかを考えなければいけないのですが…現在、自分の部屋には他に、エム・ツー販売のDT-Sport、スパルコのR100、180SX後期純正が並んでいます。ここにRS-5が仲間入りすることになりました。エヌスポーツからシートをオフィスチェアとして使えるようにするチェアスタンドも売られているので、保安基準に適合しないシートはいっそ、PC用チェアとして第二の人生(シート生?)を用意してあげるのもいいかもしれませんね。

いずれのシートも180SX(S13系)運転席用シートレールを残してあるので、できれば某オークションに出品したかったのですが…サイズ的に、個人が発送できる大きさを超えてしまうようなので、どうしようもないのが悲しいところ。

同じ理由で、URASのフルエアロも部屋の天井にぶら下がっています(笑)

何はともあれ、180SXの車検にまつわるシート問題は解決できたと思いますので、これでNGを出されることは無いはず(たぶん)。いや…無いと信じたいところです。

初稿:2024年12月11日

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