180SXから外したシートを有効活用したかった、高井優希です。
先日、車検に通らなくなってしまったBE FREEのRS-5(RECARO SR-3形状)を180SXから取り外し、RECARO SR-S BK100に交換しました。

さて、取り外したRS-5ですが、まだ綺麗でとても状態がいいので、捨てるのはもったいない。かといって、車検に通らないシートを人に譲る訳にもいかず…。
どうしたものかと考えていたところ、ちょうど自宅のPC用デスクで使っているオフィスチェアがだいぶボロボロになってきていたので、いっそのことRS-5をオフィスチェア化して使ってしまえ、という結論に至ったのです。
今回は車に直接関係するネタではありませんが、車用シートをオフィスチェア化する、ということで、ひとつご勘弁のほどを。
オフィスチェア化するスタンド
RECAROシートをオフィスチェア化するスタンドは、NANIWAYAというショップから販売されていました。
シート底面がフラットなRECAROシートは全て対応するようなので、SR-3と同形状のRS-5なら問題なく使えるはず…ということで、2024年も残り2日、というタイミングで注文。年明け、仕事始めと言われる日には発送され、翌日到着しました。
シートの取り付け作業
車に取り付ける作業ではないので、天気や時間を気にすることなく作業できるのがいいですね。夕食前にサクっと組み立てていきます。
1m四方ほどの段ボール箱を開くと、チェアスタンド一式が入っていました。
RECARO用と謳っているだけあって、付属のボルトはM6とM8がそれぞれ4個ずつ。ボルトに対応した六角レンチが2本。ワッシャーが4枚。このワッシャーは、M6ボルトを使用する場合に使うよう指示がありました。
作業手順としては、まずシート底面に台座を固定します。
あとは、ヒトデ型の足にキャスターを付けて、ガスシリンダーを付けたら、台座の中央部にある凹部をガスシリンダーに差し込んで、作業終了。
とても簡単でした。
試座してみます
座り心地はバケットシートそのままですが、座面に角度が付かないよう工夫されたスタンドなので、オフィスチェアというよりゲーミングチェアに座っている感じ。
ただ、ゲーミングチェアとは違って、やはりバケットシートとしてのホールド性があります。あとは、もともとがバケットシートなので、重いです。スタンドの重さも追加されているので、ちょっと持ち上げて移動したくても、気合が必要になります。
ホールド性の良さ、そして重さのどちらも、オフィスチェア・ゲーミングチェアとして使うには、時にデメリットになる可能性もあるでしょう。特に、長時間のPC作業時は、体が固定されている分、疲れやすいかもしれません。
あと…椅子の上であぐらがかけなくなったのも地味に辛いところ(笑)
全体的に見れば、座り心地も良く、座面の高さもかなり低い位置から調節できるのでGood。概ね満足です。
他に使えるシート
NANIWAYAのチェアスタンドは、シート底面がフラットで、取り付けピッチが260×405mmのシート、295×405mmのシートの2タイプに対応している他、別売りの変換アダプターを使うことで、取り付けピッチ270×345mmのシート(スパルコ等)、330×290mmのシート(ブリッド等)にも対応するようです。
また、別売りのサイドステーを使うことで、シートサイドで固定するタイプのフルバケットシートにも対応できるとか。
ちなみに、手持ちの他のシートが使えるかどうかを調べてみました。
エム・ツー販売のDT-Sportは、取り付けピッチが280×405mmなので若干合わず、チェアスタンド側を長穴加工しないと無理そう。
スパルコのR100は、取り付けピッチが271×345mmなので、別売りの変換アダプターを使えば、やや強引に使うことができるかも?
※どちらも未確認です。
さいごに
ということで、車検NGになってしまったRS-5を、オフィスチェアとして再利用してみました。RS-5にとっては、第二の人生…いや、第二のシート生でしょうか。SR-Sに比べて座面が柔らかいので、よりオフィスチェアとしての利用価値が高いようにも感じます。
ただ、金額面で見ると…やはり、あくまで「余ったバケットシートを何とか再利用したい方」や、「普段から車に乗っている気分を味わいたい方」向けだと思います。
そんな訳で、よくあるバケットシートっぽい形をしたゲーミングチェアではなく、本物のバケットシートを使ったオフィスチェア・ゲーミングチェアがいいんだ!という方には、とてもオススメの一品です。
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