[RPS13] 180SXに補強パーツ”シャキットプレート”をつけてみた!

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今年はボディの補強に力を入れていきたいと思っていますが、なにぶん自己流なので、本当に効果があるのか、大丈夫なのか、という判断が難しいところ。高井優希です。

全体を見てバランスよく補強しないと、どこかを強化すれば、どこか弱いところにしわ寄せが行く、というのはわかっているつもり。

しかし、いきなり全ての補強を入れる、なんてことは無理なので、少しずつ進めていこうと思っています。

今回は、ナギサオートから販売されているシャキットプレートを取り付けてみることにしました。

注文してから1週間で到着

"のむの箱舟"のときと同様、近場では手に入らないので、ネット通販で注文。納期は3~4日と書かれていましたが、実際には1週間ほどで到着。

シャキットプレートは、今までブルーメタリック色で販売されていたようですが、順次マットブラック色に入れ替わっているとのこと。どちらが届くのか楽しみでしたが、手元に来たのはブラックでした。ブルー好きとしてはちょっと残念。

届いたシャキットプレート

噂通り、箱の中にはシャキットプレート本体と、ボルトが溶接された細長いステーのようなものが2本、そしてボルト&ナットが2セットのみ。説明書すら付いていません。

プレート本体はどうやってつけるのかが想像つきますが、ステー2本は何のためにあるのやら?この時点では全く不明でしたが、取り付けの段階で使い道が判明しました。使い道は後述します。

晴れた休日を待って、さっそく取り付け作業です。

必要なものは、アッパーマウントのナットを外すため14mmのメガネレンチorソケット。8mmか9mmの金属用ドリル。六角レンチ(サイズは3だったかな)。プラスチックが切れるニッパーかカッター。両面テープ。防水用のコーキング剤。あとやる気!

シャキットプレートを取り付け

シャキットプレートは、アッパーマウントからバルクヘッドを一体化することで、フロント周りを補強するためのパーツ、とのことです。ということで、まずはボンネットを開けましょう。

バルクヘッドに取り付けられているウェザーストリップ(中が空洞になっているゴム)を外します。プラスチックのピンのようなもので押し込まれているだけなので、ピンを持ち上げるように引っ張れば外れます。

ウェザーストリップ固定ピン

ウェザーストリップを引っ張って外そうとすると、ピンがウェザーストリップから抜けてしまうので、しっかりピンをつかむようにした方がいいです。全部で8ヶ所、私は手でつかんで外しました。

ウェザーストリップが外れたら、続いてバルクヘッドカバー(黒いプラスチックのカバー)を外します。

バルクヘッドカバーは、その上の金属のカバーの下に潜り込むように取り付けられていますが、金属カバーは取り外す必要はなく、中央部のビス2本を外すだけでOK。

金属カバーとバルクヘッドカバーのビス部分

バルクヘッドカバーも、金属カバーのすぐ近くのビス2本を外します。さらに、ボンネットヒンジ付近で内張留め用のピンでも固定されているので、引っ張って外します。汚い写真でスミマセン(汗)

バルクヘッドカバーを固定しているピン

左右とも、ピンを引っ張ったら頭だけがちぎれてしまったのはナイショ…。

バルクヘッドカバーが外れたら、アッパーマウントのナットを外し、取り付けの位置関係を確認します。タワーバーを付けている場合は、ここで一旦外しておきましょう。

シャキットプレートをあてがってみると、ウェザーストリップ固定穴を左右2ヶ所ずつ使うことがわかると思います。この穴が小さいため、8mmか9mmのドリルで穴を拡大します。8mmだとピッタリ、9mmだと余裕アリ、です。

この穴を

ウェザーストリップの穴

こうします。

ウェザーストリップの穴を拡大する

穴のすぐ横にあるクラックのようなものが気になりますが、コーキングっぽいものが割れている模様。大丈夫かな。錆と一緒に今度対策しとこ。

穴を拡大した後は、やすりなどで整えたあと、錆止めを忘れずに。

ここまでくれば、あとは取り付けるだけ。運転席側は、バルクヘッドの穴から手を入れてナットを押さえつつ、ボルトを締め込めばOK。ナット側はバルクヘッドの中になりますが、メガネレンチやラチェットを使うよりも、手を入れて押さえながらの方が楽でした。

シャキットプレート固定、運転席側

助手席側は…バルクヘッドの穴から、シャキットプレートを固定するための穴まではかなりの距離があるので、とても手が届きません。

と、ここで気付く。

シャキットプレートと一緒に入っていた、ナット部分が溶接された謎のステー2本。もしかしたら、助手席側のシャキットプレートを固定するためのステーなのでは?!

試しに、長い方のステーをバルクヘッドの中に入れ、シャキットプレートの取り付け部分まで移動させてみると…ビンゴ!つまり、長い方のステーは外側のボルト固定用、短い方のステーは中側のボルト固定用として使うらしい。

いやー、考えられていますね。恐れ入りました。

ナットが溶接されているので、落とす心配もなく、すんなり取り付けられました。

シャキットプレート固定、助手席側

ちなみに、助手席側はABSのユニットに干渉します。そのまま強引につけてもいいのですが、変に力がかかり続けるのも良くないので、ユニットの取り付けビスを少し緩め、間に短く切った針金を噛ませて位置をずらすことで対処しました。

あとは、バルクヘッドカバーを元に戻し、ビスとピンで固定し、金属カバーのビスを留め、ウェザーストリップを戻せば作業完了!

…とはいきません。

助手席側のシャキットプレートを取り付けるときに使用したステーは、そのままにしておくとエンジンの振動などで震えて、カチカチとぶつかり合う音が出ます。バルクヘッド内で、うまく2枚をまとめて固定しておく必要があります。自分は絶縁テープを巻いて2枚まとめ、タイラップでバルクヘッド内に固定しておきました。

また、運転席側のバルクヘッドカバーが、一部シャキットプレートと干渉してしまい、取り付けができません。

バルクヘッドカバーが干渉

これはどうしようもないので、バルクヘッドカバーの干渉する部分を、ニッパーやカッターなどで切り取ってしまいましょう。私はニッパーを使いましたが、切り方が雑すぎですスミマセン。

干渉する部分を切断

そして、ウェザーストリップの外側2ヶ所ずつをシャキットプレートの固定用に使ってしまったため、ウェザーストリップを固定する手段がありません。ここは両面テープなどで貼り付けてしまいましょう。

これで、今度こそ作業完了です。

運転席側

シャキットプレート取り付け後の運転席側

助手席側

シャキットプレート取り付け後の助手席側

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効果を体感するべくテスト走行

正直なところ、少しでもボディの補強になれば、という思いがあるだけで、体感できるほどの違いが出るとは思っていませんでした。

しかし、駐車場から道路に出る際のわずかな段差だけで、違いを感じられるくらいの効果があるではありませんか。クルマに一体感があるような感じ、とでも言いましょうか。

言い換えれば、今まではよじれたりしなったりすることで逃げていた力が、しっかりボディ全体に伝わっているようにも感じる、というか。感覚がうまく言葉にできなくてスミマセン。

とにかく言えることは、パーツの名前のごとく「シャキッと」した感じ。そして、足回りが少し硬くなった感じ?

さいごに

ということで、ナギサオートのシャキットプレートを取り付けてみました。

ドリルで穴あけが必要なので、難易度はやや高くなるでしょうか。でも、取り付ければ間違いなく効果は実感できると思いますので、付けてみる価値はあるでしょう。

年式的に、一部だけをガッチリ補強してしまうと、他に影響がでないか心配な部分もありますので、トータルバランスを見ながら考えるといいかもしれません。

初稿:2021年2月28日

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