いくら後期型の180SXとはいえ、年式から計算すれば24年目。前オーナーがどんな走り方をしていたかわかりませんが、ボディの歪みや軋みが気になります。となれば、ボディ補強して剛性アップを考えたい、高井優希です。
そもそも全面がほぼガラスのハッチバックを備えた180SXは、ボディ剛性が厳しいと言われています。前後タワーバーだけでは、きっと補強という意味では足りないことでしょう。
そんな中、S13系の大きな弱点のひとつといえば、なぜか途中で切れている助手席側下回りのフレーム。
このフレームをつなげてあげるだけでも、剛性感がアップするという話は有名ですので、自分の180SXにも対策してみることにしました。URASの"のむの箱舟"です。
注文してから1週間ほどで到着
近場では手に入らないので、ネット通販で注文。納期は1~2週間と書かれていましたが、2週間ほどで到着。
細長い段ボールの中に、透明テープで留められていたようですが、届いた時点でテープが剥がれていて、箱の中であっちこっち動いていたようです。梱包に適当さが見えますが、品質には問題なさそうなので良し。
さて、手元に届いたのはいいのですが、これを購入したのが2月初旬。まだまだ寒い日が続く中ということで、青空駐車場で作業するのはちょっと無理。暖かくなるまでしばし待つ。
そして2月後半、ちょうど休日に春のような暖かい日がやってきたので、さっそく取り付け作業です。
使う道具は、フロント側ナットを締めるために17mmのレンチorソケット。リア側ナットを締めるために19mmのレンチorソケット。メガネレンチでもいいですが、ラチェットがあるととても楽です。
のむの箱舟を取り付け
取り付ける前に、まず車両側の取り付ける場所を確認します。助手席側の前後をジャッキアップ用スロープに乗せただけで、上半身を潜り込ませて作業できるだけのスペースがあったので、今回はジャッキアップ無しです。
取り付ける場所が確認できたら、まずは、のむの箱舟を開封します。
箱に入っていたものは、のむの箱舟本体と、取り付け用のボルト類のみ。フロント側は、箱舟本体側にナットが溶接されているので、ボルトを締め込んでいくだけでいいのは簡単ですね。写真がぼやけていてすみません。
おっと、忘れるところでした。簡単な取り付け手順書が、小さく折りたたまれて入っていましたよ。参考にしましょう。
取り付けるには、まず、助手席側のフレーム前方に向かって、のむの箱舟本体の細い方を入れます。下回りの錆が気になる…。
後方は、先に車両側フレームの穴に専用のボルトを入れます。縦に長い穴なので、方向を合わせて、斜めにするとすんなり入ります。
フレームに入ったら、90度回転させておきます。
このボルトに、のむの箱舟本体の太い方をかぶせて、軽くナットをかけておきます。専用ボルトが動いてしまうので、隙間からマイナスドライバーなどを突っ込んで固定しておくと楽です。
軽くナットがかかったら、フロント側の2箇所のボルトを固定し、最後にリア側のボルトを締め込めば取り付け完了です。
取り付けのコツとしては、最初にリア側のナットを軽くかけておき、フロント側の側面のボルトを半分ほど締めてから底面のボルトを半分締め、フロント側の両方を完全に締め込んでから、最後にリアを締め込むと楽かも。
また、リア側は専用ボルトが動いてしまって大変なので、ある程度ナットを締め込むまでは、マイナスドライバーなどをフレームと箱舟の間から突っ込んで、専用ナットをフロント側に押しつけておくと作業しやすいです。
あ、そうそう、取り付けた後はこんな感じ。
効果を体感するべくテスト走行
たったこれだけの補強で、体感できるほどの違いが出るのか、と、正直不安でした。ネットでは絶賛されている記事を多く見かけましたが、それでも半信半疑だったので。
しかし、今回も駐車場から道路に出る際のわずかな段差で、すでに違いを感じることができました。ボディがしっかりしている!
普段よく通る道は細かい段差が多いですが、今までよりも一体感があるというか、何となく感じていたボディへの不安感がなくなった感じ。ワンランク上の乗り心地になった、というのかな。
間違いなく、体感できるパーツでした。
さいごに
ということで、URASから出ている補強パーツ「のむの箱舟」を取り付けてみました。
これは間違いなくおススメできるパーツです。取り付けたことによる「しっかり感」と、この感動を、ぜひ味わっていただきたいです。
取り付けは、作業に慣れていれば10~15分ほどでできます。ジャッキアップしなくても作業できるので、お手軽DIY作業としてもおススメかもしれません。
しっかし、下回りが汚いなぁ(苦笑)
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