[RPS13] 180SXの燃料ポンプが動かなくなった!

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モノにも心があると思っている、高井優希です。

ある日、運転中に妙な違和感があり、その後全く吹け上がらなくなってしまいました。

自宅までは何とか帰れたものの、駐車場に車をとめてアイドリングしながら症状を確認しようとしたところ、ゆっくり回転数が下がっていき、そのままストールしてしまったのです。そのあとは、いくらセルを回しても、クランキングはするけどエンジンがかからず。

きっと180SXが、自宅駐車場までは何とか頑張ってくれたのでしょう。しかし、そこで力尽きてしまったのかもしれません。よく家まで頑張ってくれました。

結論から言うと、燃料ポンプが寿命を迎えたことが原因でした。

兆候らしきもの

180SXが動かなくなる数日前、セルは元気に回るのに、全くエンジンがかからない事がありました。そのときは、数分後にもう一度セルを回してみたらエンジンがかかったので、カブりか何かかと思っていましたが…今思えば、これが最初の前兆だったのかもしれません。

その後は、エンジンをかけた直後に若干不安定なことはありましたが、特にそれ以外に問題はありませんでした。

しかし、ある日(=180SXが動かなくなった日)、運転中に妙な違和感が。

最初の違和感は、1速から2速にシフトチェンジした直後に現れました。

シフトアップしてクラッチをつなぎアクセルを踏んでも、吹け上がらないというか、失速する感じというか…もっと言えば、燃料カットが入ったときと良く似た症状が、一瞬だけ出るようになったのです。

次の違和感は、信号待ちでのアイドリング状態の後で現れました。

信号で停止した状態が1分以上続いたあと、1速からの走り出しでアクセルを踏んでも、回転数が上がらず前に進まないことがチラホラと出るようになったのです。

どちらの違和感も、最初は小さな違和感程度だったのですが…それがだんだんと、はっきり「おかしい」と感じられるように。

いずれの場合も、一度クラッチを踏んでアクセルをあおると、何事もなかったかのように走れていたのですが…そのうち、ちょっと強めの負荷がかかると燃料カットのような症状が出て、思うように進まなくなっていきました。

自宅駐車場で力尽きた

路上で止まってしまったら大変なので、負荷をかけないように加速はゆっくり、なるべく信号で止まらなくてもいいルートで自宅へ戻りました。

そして、原因を探ろうとアイドリング状態でエンジンルームを見ようとしたところ…ゆっくり少しずつ回転数が落ちてきて、ボクサーサウンドのような状態に。その後、約500rpmあたりでしばらく耐えていたものの、そこからゆっくりと回転数が落ちていって、ストールしてしまいました。

ちょうど、ボクサーサウンド状態からエンスト直前までの動画を撮っていたので、参考までに。

そのあとは、いくらセルを回しても、クランキングはするけどエンジンがかからなくなってしまいました。

走行中に感じた燃料カットのような症状を考えると、真っ先に考えられる可能性としては、燃料ポンプの故障。そう言えば、いつもならわずかに聞こえる燃料ポンプの音が、このときは聞こえなかったような気もします。

燃料まわりだと、ちょっと素人の自分には不安要素が大きいので、原因探りと修理は、いつもお世話になっているクルマ屋にお願いすることにしました。

原因は燃料ポンプ…すぐ新品手配

クルマ屋にお願いしてから数日後…積載車で運ばれていきました。その日のうちに原因を調べていただいたところ、やはり燃料ポンプが動いていないことがわかりました。

すぐに新品を手配していただくことにしたのですが…純正品は87,000円で納期3日、CUSCOのDEATSCH WERKSは46,000円で納期半月以上、1年保証付きノーブランドが18,000円で納期2日。

純正品は価格的にちょっと厳しく、DEATSCH WERKSは納期が長すぎるので、今回は保証があるということでノーブランドで依頼しました。いくらノーブランドとはいえ、TOMEI汎用タイプと同じくらいの価格なので、それなりに信頼性はあるんじゃないかな、ということで。

そうは言ってもノーブランドということで不安要素はあるので、どこかのタイミングでDEATSCH WERKSの燃料ポンプを予備用として確保しておく予定ではいますが…。

元気に帰ってきた

燃料ポンプは予定通りに届いたようで、すぐに交換していただき…ピット入りから3日後の昼間に、180SXは自走で帰ってきました。

すぐに近所を走り回りたいところでしたが、この日は平日なので帰宅した頃には真っ暗。そして、12月下旬なのにノーマルタイヤのままなので、マイナス気温の夜に走り回るのはちょっと危険。

とりあえずエンジンだけ…と思ってセルを回してみたところ…おお、ものすごい元気を感じる勢いでエンジンがかかりました。

そして、燃料ポンプの音が良く聞こえてくる…。

さいごに

ということで、燃料ポンプが寿命を迎えてしまったので、新品に交換したお話でした。

今回は原因調査と修理をお願いしてしまったので、作業手順などはありません。燃料ポンプ交換自体は、おそらくそう難しくはないと思うのですが、何となく、燃料周りの作業は怖いので…(いろいろ失敗談を聞いているせいかも)。

となると、予備の燃料ポンプを確保しておいたとしても、次回交換するときは、また作業をお願いしてしまう可能性は大きいかも。

とりあえず、個体差や環境などによっても症状は変わってくると思いますが、「クランキングするけどエンジンがかからないことがある」「エンジンをかけた直後にアイドリングが一瞬落ち込むことがある」「負荷をかけると燃料カットのような症状がある」という場合は、燃料ポンプの交換時期が近い可能性あり、と考えておくといいかも。

ちなみに「燃料カットのような症状」というのは、「いつも通り加速しようとしたのに、後ろから何かに引っ張られている感じがする」という感覚に近い…かな?

初稿:2023年12月30日

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