[ER34] 詐欺とも思えるひどい欠陥車両

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アイキャッチ[ER34スカイライン25GT-Xターボ4ドア]

知り合いのクルマ屋で探してもらって、業者オークションに出ていたER34を買ったことを前回の記事で書きました。

[ER34] 念願のスカイライン購入
2台目の180SXを買ったとき、本当は2ドアのR32スカイラインが欲しかったけど、条件に合う車体が出てこなくて諦めました。 JZX90を買ったとき、本当は4ドアのR33スカイラインが欲しかったけど、条件に合う車体が出てこなくて諦めました。 ...

HKSのハイパーマックス(車高調)が入っていて、インチアップしただけのほぼノーマル車両。走行14万kmということでしたが、これがとんでもない悪徳業者による出品でした。

車検に通らないどころか欠陥車両

知り合いのクルマ屋にいざ車が届いてみると、出品票には書かれていないトラブルが満載。これ、本当に出品票に書かれた車両?と首をかしげるほど。まず車検を通すにあたって、

・フロントガラス要交換
・フロント&リアのブレーキ要交換
・タイヤ要交換
・パワステベルト要交換
・タイミングベルト要交換
・エンジンヘッドカバーパッキン要交換
・フロント&リアサスペンション要交換
・ヘッドライト要交換

といった部分がまず問題らしい。

フロントガラスの欠陥

フロントガラスの交換が必要なのはヒビがあるため。でも、これは出品票にも書いてあったので、納得して買っています。車検を通すにはガラス交換するしかないので、中古で探してもらうか、サンテクトあたりの新品に交換する予定。

ブレーキの欠陥

フロントもリアも、ブレーキパッドの残りがゼロとのこと。そして、キャリパーが固着していて、左側が前後とも全く動かないらしい。当然、車検には通らないし、このまま乗ったらもれなく事故る。ユニットごと交換コース。

タイヤの欠陥

タイヤは4本ともツルツルでバースト寸前。でも、タイヤに関してはもともと期待していなかったし、ホイールとセットで秘蔵コレクション(笑)のものを使うので問題なし。この手のクルマはツルツルタイヤを履かせて売りに出すことが多いだろうし。

ベルト関係の欠陥

ベルト関係は劣化によるものなので、消耗品だからしょうがないかな。そうは言っても、ヒビだらけで今にも切れそうだったというから驚き。そしてもうひとつの驚きは、14万kmも走っていて、タイミングベルトが交換された形跡がないとのこと。マジっすか!

ヘッドカバーパッキンの欠陥

オイルだだ漏れ。これも経年劣化によるものらしいけど、状態が長年放置されて乾燥してヒビ割れたような感じだったというので、なんだか嫌な予感がよぎる。廃車になって放置されていた車両なんじゃないか、と。

サスペンション(車高調)の欠陥

そして売り文句だったHKSの車高調は、ガタがあって要交換とのこと。継続車検なら問題ないけど、今回は中古新規登録(一度抹消されているため)になるので、構造検査まで行うとのこと。で、構造検査ではガタがあるとダメなので交換になってしまう、と。納得はしたけど、売り文句になっていただけに釈然としない。

ヘッドライトの欠陥

これが一番頭にきた!レンズの曇りによる光量不足もあったのですが、なんとハイビームが不点灯とのこと。最初、ライトスイッチの接点不良かと思っていたら、そんな甘い物ではありませんでした。

ER34のGT-Xターボは、もともと純正でHID装着車。なのに、ライトユニット一式が無理矢理下位グレードのハロゲンライト一式に交換されていたらしい。配線関係をぶった切って、被覆を剥いてねじってビニールテープ巻いて、とりあえずロービームだけつくようにしたというひどいもの。

そもそも、HID車とハロゲン車ではライト周りの機構が違うらしく、それが原因でハイビーム不点灯だったとのこと。早い話が、明らかな不良品状態。

業者オークションのリスク

業者オークションは、その名の通り業者だけが参加できるオークションなので、基本的にプロ同士の売買となる。そのため、出品票に車両の状態を詳細に記述する義務があり、落札する業者は、その出品票の内容をよく理解し吟味した上で落札するため、今回のような明らかな虚偽があっても返品等は受け付けてもらえないとのこと。

カーショップなどは、そういったリスクも含めてオークションで車両を買うため、どうしても価格が上がってしまうんだとか。もちろん、落札した車両は販売する前にメンテナンスも必要なので、そういった費用も上乗せになる、と。

なので、最近よく見かける「業者オークション代行します」系は、安いからと安易に飛びつくのは危険だよ、と教えていただきました。

ひとつひとつ直していきます

さて、そうは言ってもここまでくると、出品側のいい加減さに苛立つというか、ほとんど詐欺に近いんじゃないかと思えてくる。そして、車両を検査して出品票を作成した検査官のいい加減さ。業者オークションというのは、こんなにひどい環境なの?と思ってしまう。

今まで中古車を買うときは、いつもこの知り合いの車屋に業者オークションで探してもらっていて、いまだかつて一度もこんなひどい目に遭ったことはなかったから、さすがにショックが大きい。

でも、その知り合いの車屋がいろいろ動いてくれ、少しでも負担を少なくしてくれようと頑張ってくれているので、全てをお願いしてひたすら待ち状態。

予算ギリギリでの落札に対して、大幅に足が出てしまうことが確定したけど、腹をくくろう。結果的に、これならもうちょっと予算上げて、もう少し選択範囲を広げればよかったかも、なんて後悔もありますが。

手のかかる子ほどかわいい、と言うことで、手をかけて大事にしてあげようと思いますが、車体落札から早1ヶ月。納車まであとどれくらいかかるんだろう。

初稿:2014年5月13日

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