長らく乗ってきた…わけではないER34。納車から最初の1年はほとんど修理入院していて、実質ちゃんと乗れたのは1年足らず。
もともと業者オークションで悪徳業者に騙されたような状況で、買った当初はそれはひどい状態。それでもひとつずつ直してもらい、たくさんの時間とお金をかけて乗れるようにした。アフターパーツ代も含め、総額は軽く普通車の新車が買えるくらい。
ずっと憧れていて、ようやく手に入れたスカイラインなだけに、今後も少しずつ手直しをしながら永く永く乗っていくつもりだったが…エンジン故障により、廃車を決意。ちょうど車検直前ということもあり、ここで修理代をかけて、今後どれだけ永く乗れるのかを考えての決断。
ある日突然不調になった
仕事の帰り、いつものように側道から国道へ右折で出ようとしたら、ゆっくりアクセルを踏んだのに、急に回転数が上がって急発進状態に。その直後、エンジンルームあたりから低いブローオフの開放音のような音がして、その後アクセルをいくら踏んでも回転数が2,000rpmくらいまでしか上がらなくなりました。
たまたま帰り道が緩やかな下り坂なのと、信号に引っかかることがなかったので、なんとか国道から側道に曲がるあたりまでは進めました。側道に入ったあたりで動けなくなってしまったので、親に来てもらって親のクルマに牽引され、自宅まで。
症状としては、以前一度だけ経験したエンジンブローとほぼ一緒。アイドリング状態では2気筒くらいでかろうじて動いている感じで、アクセルを踏んでも全く反応せず、30秒間隔くらいで一瞬だけ3,000rpmくらいまで回転が上がるだけ。息も絶え絶え、という表現がぴったり。
すぐに次のクルマを契約
それ以前から、車検を取るか取らないかで悩んでいて、一応買い替える場合の候補車も決めていたので、すぐに次のクルマを契約しました。もし修理したとしても、急に回転数が上がった症状がまた出たらとても危険だし、そのとき子どもを乗せていてもし事故にでもなってしまったら、と考えると、乗り続けるのは難しい。そして、これ以上お金をかけるくらいなら新車を、という周囲の意見もあり。
ただひとつ誤算が…
廃車を決意したことで、次のクルマを契約してから2日後「壊れてもいいや」くらいの気持ちでエンジンをばらしてみたら、エンジン故障の原因を発見。3箇所のパイピング抜けと、配管の破れ。
破れた配管はたまたま予備を持っていた部分だったので予備に交換し、抜けていた配管を全て戻したら…直っちゃった。症状が以前経験したエンジンブローとそっくりだったので、てっきりブローしたものだとばかり思ってた。
これは早まったか。
でも、試しにフルブーストをかけてみたらまたインタークーラーの配管が抜けたので、抜け癖がついたか、他に何か問題がありそう。そしてオーバーシュートが激しいので、どのみちあまりいい状態ではないのかな。
しばらくは車庫へ
結局、車検が切れるその日まで乗って、そのまま車庫で眠らせました。そして追加メーターやホイール、その他使えるものは少しずつ取り外し、次の車「レヴォーグ」に引き継ぎ予定。
短い間だったけど、今まで乗ってきた車の中で一番思い入れがあるかもしれない。2年間ありがとう、ER34スカイライン2.5GTターボ。
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