[HE21S] ラパンのオイル交換をDIYでやってみた!

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一度180SXでオイル交換作業を経験したので、次にラパンのオイル交換にもチャレンジしてみた、高井優希です。

妻との何気ない会話の中で、なんとラパンのオイル交換を1年以上もやっていないことに気付いたので、だったらラパンのオイル交換もやってみよう、と。

180SXでできたんだから、ラパンでできない訳がないもんね!

オイル交換に必要なもの

オイル交換をするにあたって、必要な道具類は前回180SXのときに揃えてしまったので、今回は新しく入れるオイルを準備するだけ。実はオイルエレメント(オイルフィルタ)も交換するつもりでしたが、型番を間違えて購入してしまった!と勘違いし、エレメント交換は見送ってしまいました。

ということで、今回購入したオイルは、オートバックスブランドのVantage SPIRIT 5W-30。ラパンの純正オイルが5W-30なので、粘度を合わせてみました。

オートバックスのVantage SPIRIT 5W-30

カストロールとオートバックスが共同開発したプライベートブランド製品で、SP規格の合成油とのこと。購入したのは軽自動車向けの3L缶で、店頭価格3,500円くらい。

商品の紹介には、省燃費性能アップ、低温時の性能向上、1回の走行距離が短い方(8km未満)におすすめ、シビアコンディションでの使用が多い方におすすめ、とありましたので、ラパンの使用用途にぴったり。

そして、写真にも写っている、NITTO FirstGridのオイルフィルター SU-12がラパン用エレメント。

交換しようとしたら、純正とNITTOで外径が違ったため、間違えて購入してしまったと勘違いしてしまったのです。どうやら純正品と外径が違っていて良いらしい。調査不足でした。

あと必要なのは、オイル交換で使う道具類。

上抜きでオイル交換するので、オイルを吸い出すためのポンプ。e-choiceの「ちぇんじくん」です。

エンジンにオイルを入れるために便利な、オイルジョッキ。

抜いたオイルを処分するための廃油処理剤として、エーモン製の「ポイパック」。

あとはオイルを拭き取るためのウエスなどがあればいいかな。

オイル交換の作業

先にエンジンを掛けて、オイルを温めておきます。作業した日は外気温28℃くらいで日差しがあったので、5~6分くらいで。

こうしておくと、オイルがやわらかくなって抜きやすくなります。ただし、温度が上がりすぎると「ちぇんじくん」が破損したり、ヤケドの危険性もありますので、注意が必要です。

それでは作業に入ります。

古いオイルを抜く

まず、オイルレベルゲージを抜き取り、エンジン上部のオイルフィラーキャップを外します。

オイルレベルゲージとオイルフィラーキャップの位置

「ちぇんじくん」のホースを、オイルレベルゲージが刺さっていた管にゆっくり入れていきます。奥に当たるまで入れてしまって大丈夫です。

ホースが奥まで入ったら、ホースの反対側(透明なホース側)を「ちぇんじくん」に接続します。しっかり締め込んでおきましょう。

「ちぇんじくん」のポンプをしゅこしゅこしてオイルを吸い出します。しゅこしゅこは15回くらいで十分。

ちぇんじくんがオイルを吸い出しているところ

ラパンは、エレメントを交換する場合2.9L、交換しない場合2.7Lが既定量とのことなので、だいたい2.5L~2.7Lくらいは吸い出せると思います。

今回の吸い出し量は2.5Lぴったり、吸い出すまでの時間は10分ほどでした。

さて、今回は作業しませんでしたが、エレメントも交換する場合は、オイルを吸い出した後に作業をします。

ラパンのエレメントはエンジンの下部、ちょうど車両前方から、ナンバープレートの後ろあたりを覗き込むと下向きについています。

アルトラパンのエレメント位置

エレメントを交換する際はオイルがこぼれるので、オイル受け皿かタオルなどを下に敷いておいた方がいいです。

今回はエレメント交換しないので、新しいオイルを入れていきます。

新しいオイルを入れる

新品オイルを3L缶からオイルジョッキに移します。

上でも書きましたが、HE21Sアルトラパンは既定量2.7L(エレメント交換しない場合)ということですが、吸い出したオイルがちょうど2.5Lだったので、だいたい2.5Lくらいをオイルジョッキに移します。

オイルジョッキにオイルを入れる

エンジン上部のオイル注入口から、オイルをゆっくり注入していきます。

オイル注入口からオイルを注入

焦って一気に入れようとすると、あふれ出して一面オイルまみれになってしまう可能性があるので、少しずつ、ゆっくり。オイルジョッキに入れた分のオイルを入れ終えたら、一度オイルレベルゲージでオイル量を確認してみます。

約2.5L入れた後のオイル量

写真ではわかりにくいですが、矢印の部分までオイルが付いていたので、とりあえず注ぎ足ししなくてもよさそう。一旦エンジンをかけてエンジン内にオイルを行き渡らせます。

エンジンをかけるときは、オイルレベルゲージをしっかり挿しておき、オイルフィラーキャップもしっかり締めておくのを忘れずに。

だいたい1~2分くらいしたらエンジンを止めて、再度オイル量を確認です。オイルがLとHの間にあればOK。Lより下であれば、オイルを注ぎ足します。少なすぎもダメですが、入れすぎにも注意!

ちなみに今回は、最初に入れたオイルの量でちょうどよかったようで、エンジンを止めた後でも十分な量がありました。

抜いたオイルを処理

クルマ側の作業はこれでOK。あとは抜き取ったオイルを廃油として処理しなければいけません。放置ダメ。放棄もダメ。ゼッタイ。

ここでポイパックの出番です。

ポイパックは、透明の袋と紙袋、おがくずパックとふわふわの綿のようなシートが6枚、あと袋の口を閉じるためのタイラップが入っています。

オイルを入れる前の準備として、段ボール箱などを使って透明の袋を広げ、おがくずパックを底に置きます。そこに、ふわふわの綿のようなシートを小さくちぎって、ふんわりするようにほぐしながら入れていきます。

ポイパックの準備完了

アイスコーヒーなどの1Lのペットボトル6本入りの箱があれば、サイズがぴったりで作業しやすいです。

これでポイパックの準備はOKなので、「ちぇんじくん」の上部ポンプ部分を外し、ホースを外してノズルに付け替え、ポイパックの中に注いでいきます。

ポイパックの中にいれた綿に、満遍なく染みわたるように注いでいくと、うまく吸収してくれるかも。下に敷いてあるおがくずパックも、徐々にオイルを吸収していきます。

ポイパックにオイルを注いだところ

オイルを注ぎ終わったら、透明な袋の口をねじって付属のタイラップでしっかり締め、透明な袋ごと付属の紙袋に入れて口を2回折り曲げ、さらにガムテープなどでしっかり封をすれば処理完了。

あとは自治体が指定する方法でゴミとして処分しましょう。ウチの場合は可燃ゴミで捨てられるようです。

さいごに

ということで、180SXに続き、ラパンのオイル交換をしてみました。

1年以上もオイル交換していなかったことで、吸い出したオイルは真っ黒でした。今までに見たことがないくらい真っ黒。新しいオイルを入れた後、しばらくエンジンをかけてから再度確認したら、既に黒っぽくなるくらい、エンジンの中が汚れているようです。

次回の交換は3,000kmとか半年とか言わず、早めに交換した方がいいのかもしれない。

さて、手順としては楽ですが、そうは言ってもエンジンの血液とも言えるオイルの交換。万が一でも間違いがあればエンジンを壊してしまうこともあります。少しでも作業に不安がある方は、お店(プロ)にお願いした方が無難ですよ。

もし、チャレンジしてみよう!と思われた方は、良かったら参考にしてみてください。

初稿:2021年10月6日

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