昔から大きなリアウィングに憧れていた、高井優希です。
中期型までの180SXには、純正で五平餅のような平べったいウィング…のようなものが付いていましたが、後期型になり、足が付いた大型タイプ(とメーカーが謳っている)のウィングになりました。
しかし、現在乗っている後期型180SXは、私が中古で購入した時点でGTウィングが取り付けられていたので、後期型純正のウィングにお世話になることはありませんでした。
GTウィングも、それはそれで好きなのですが、個人的にはちょっとやりすぎ感があるように感じられるので、できれば別の社外ウィングに交換したいな、と思いながら、某オークションとにらめっこの日々。
たまに好みのものが出てきても、なかなか競り勝てず。それでも気長に探していたところ、今回ようやく好みのものが落札できたので、交換してみたいと思います。
R33GT-R風リアウィング
今回落札できたのは、R33GT-Rの純正とよく似た形状のウィング。割れがあったり、塗装面に粒状の凹凸がたくさん出ているため、ジャンク品扱いになっていました。あまりひどければクルマ用水性塗料で再塗装するつもりなので、割れも塗装面の凹凸も問題なし。
そもそも、R33GT-R形状のようなものが、今後手に入るかどうかもわからないので、入札に迷いはありませんでした(笑)
実際に届いてみると、割れた部分はそこまで致命的ではなく、塗装面の凹凸も軽く削れば簡単に落とせそう。むしろ届いたままの状態で車両に取り付けても問題ないんじゃないか、と思えるレベルでした。
送料の方が商品代金の倍近くかかるほど、格安でゲットできたウィング。とてもお得な買い物でした。
軽く補修して羽だけ塗装
すぐに取り付けたい衝動を抑え、まずは割れた部分の補修をし、再塗装。
羽部分は、ヒビ割れしたところに接着剤を流し込んで固定し、#400で軽く削り、ルーフやAピラーを塗装したときの残りのマットブラックを刷毛塗りです。お手軽です。簡単です。
土台部分は、塗装に気泡のような凹凸が出てきていたので、こちらも#400で軽く削り、ボディと同色(クリスタルホワイト)の缶スプレーで軽く塗装しなおし。
車両に取り付け
補修と塗装が終わり、車両に取り付けます。両面テープだけで取り付けると風圧で剥がれてしまう可能性があるので、ウィング側のネジ穴を利用してネジ止めも併用します。
GTウィングの取り外しと穴埋め
既存のGTウィングを取り外します。根元のネジを外し、ウィング部分を外してから台座を外します。
ゴムっぽいクッション材は挟んであるだけで貼り付けられていなかったので、簡単にはがせました。台座の形にこびりついた汚れは、コンパウンドで落とします。
台座を固定するために開けられていた穴は、表側と裏側の両方からビニールテープでふさいでおきます。どうせウィングで隠れてしまう部分なので、穴さえふさがっていればOK!
R33GT-R風ウィングの取り付け
最初に、ウィング側のネジ穴位置に合わせて、車両に穴開けをします。
穴を開ける位置を決める方法ですが、養生テープを長めに切り、接着面を外側に向け、両端をまるめて固定してネジ穴位置をマーキングします。言葉では説明が難しいので、写真を参考に。
そのまま車両にウィングをあてがって、ずらさないように気を付けながら養生テープを車両に貼り付けて固定します。
養生テープの端をしっかり貼り付けたら、そーっとウィングを持ち上げます。そうすると、穴位置がマーキングされた養生テープが車両に残ります。
このマーキング位置に、ドリルなどで、ネジ径より少し大きめの穴を開ければOK。穴を開けた後は、錆防止用にタッチペンなどで切り口を保護!
あとは、裏面にまんべんなく両面テープを貼り、先に位置を合わせて固定してから、最後にネジ止めすれば土台部分の取り付け完了。
最後に、羽部分を取り付けます。
これで完了!でもいいのですが、古いクルマということもあってか、ボディとウィングの間に結構隙間があいていて、雨水が中に入ってしまう心配があります。
そこで、隙間を全てコーキングしてしまうことにしました。見た目がちょっと良くないかもしれませんが、「気付いたらリアゲートがサビだらけ!」なんてことになるよりはマシ。
コーキング剤にはいろいろ種類がありますが、耐水性・耐熱性・長持ちを基準に、シリコン系のホワイトを選択。上に塗装したい場合は変性シリコン系がいいと思いますが、今回は塗装しないのでシリコン系で。
今はこんなお手軽なものがあるんですね。ウィングの隙間を埋めるだけなら、これ1個で十分でした。わかりにくいですが、コーキングしたところ。
さいごに
ということで、GTウィングからR33GT-R風のウィングになりました。かなり印象が違って見えます!
コーキングは、表面だけなら10分ほどで硬化が始まりますが、完全硬化までは24時間ほど必要。両面テープも、本来の接着力が出るまでは24時間ほど必要とのことなので、交換後24時間は車両を動かさない方がよさそう。
これでまた、180SXを眺めながらニヤニヤできることでしょう(笑)
お疲れ様でした!
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