[RPS13] 180SXのエンジンルームにセンサー付き温度計を設置して温度を測ってみた!

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レヴォーグのエンジンルームの温度を計測していたら、180SXのエンジンルームの温度も計測したくなった、高井優希です。

幹線道路の走行中は、思ったほどレヴォーグのエンジンルーム(エアクリ付近)が熱くなかったので、じゃあ180SXはどれくらいの温度なんだろう、と気になったのが、上記のように思ったきっかけ。

[VM4] レヴォーグのエンジンルームにセンサー付き温度計を設置して温度を測ってみた!
レヴォーグのエンジンルームは熱い、と言われていますが、具体的にどれくらい熱いのかが気になる、高井優希です。 夏場などは特に、走行後にボンネットを開けてみるとものすごい熱気ですが、でもそれは180SXでも同じこと。180SXはむしろ、ボンネッ...

180SXもレヴォーグと同じ白いボディ色ですが、ボンネットとルーフが黒なので、レヴォーグに比べたら熱くなりやすいとは思います。でも、レヴォーグよりもエンジンルームにスペースの余裕があるので、意外と風が通りやすくて温度が上がらない可能性も。

そんなことを考えていましたが、いろいろ考えるより、実際に測ってみればイイじゃん!

そんな訳で、同じ温度計をもうひとつ購入して、180SXのエンジンルームの中がどれくらい熱いのか、実際に測ってみたいと思います。

エンジンルームに設置する温度計

上でも書きましたが、レヴォーグに設置した温度計と同じものを購入しました。

センサー付き温度計

KEYNICEというメーカーの、バックライト付きデジタル温度計。USBで給電できて、測定範囲は-50℃~110℃まで。ただ数字を表示するだけじゃなく、ちょっとメーターっぽいところがイイ!

取り付け作業の前に

今回も、注文した翌日には手元に届きました。即日発送してくれるお店もあれば、中には発送までに数日かかるお店もありますが、こうやってすぐに届けてくれるのはありがたいことです。

前回レヴォーグへの取り付けのとき、温度センサーのコードが短くてその場で延長したのですが、今回は取り付け作業前にあらかじめ延長させておきます。

延長に使うケーブルは、今回はスピーカー用ではなく、工具箱にストックしていた配線コード。0.2sqのものが黒と青の2種類あったので、こちらを2mずつ使います。

延長用に使う配線ケーブル 2801 2803

上の写真の端に一緒に写っている圧着端子は、今回は使用していません。

温度センサーの被覆を外すと、中に細い2本の配線があり、これをそれぞれ延長します。この2本の線に向きのようなものはないようなので、ショートだけ気を付ければ大丈夫そう。

延長した後はこんな感じ。

温度センサーの配線を延長したところ

黒と青の線がバラバラになってしまうと煩わしいので、適当に15cm程度の間隔でビニールテープを巻いてまとめておきました。

ここまでやっておけば、取り付け作業の6割は終わったようなものですね!(笑)

そうそう。

もし、配線ケーブルを新たに買うなら、ダブルコードがおすすめ。バラバラにならないし、まとめる手間もなし!

取り付け作業

温度を計測したらすぐに取り外してしまう予定なので、今回は簡易的に取り付けます。

センサーの取り付け位置はここ!分かりにくいかもしれませんが、黄色い丸印のところがセンサーです。

温度センサー取り付け位置

ここから助手席側フェンダーに沿って配線を固定し、Aピラー付近でフェンダーの中からダッシュボードへ。配線が助手席のドアに挟まれるかたちになります。

ダッシュボード裏を通ってオーディオのあたりで本体を固定。簡易的な配線方法なので写真なし!

で、こんな感じに取り付けたわけです。

温度計本体の取り付け位置

動作確認と温度測定

取り付けが終わったので、さっそく計測してみます。

この日の外気温は35℃の猛暑日で、朝から雲がほとんどないカンカン照り。風がほとんどなく、アスファルトからの照り返しも強烈でした。エアコンをガンガンかけている中での計測になります。

ちなみに、NAの180SXで計測しているので、ターボ車だとタービンからの熱でもう少し温度が上がる可能性あり。

あと、リトラを指3本分の半目にしていて、URASのフロントバンパーType-Sをつけています。

エンジン始動直後

日向の青空駐車場で、エンジンをかけた直後の温度は33.5℃。

エンジンをかけた直後の温度

ボンネットで日が遮られているし、車体で日陰になっていてアスファルトからの照り返しもないせいか、気温よりもやや低い温度でした。

このまま2~3分ほどアイドリングをしてみたところ、温度が徐々に上がり始め、42℃弱に。

2~3分アイドリングしてみたところ

幹線道路を走行中

ひとりで測定しているため、走行中の写真が撮れなかったのですが、エンジンがしっかり温まった後のエンジンルーム内の温度変化は、だいたい以下の通りでした。

40km/h以下での走行では、60~65℃の間で目まぐるしく変化。道路に勾配があってもなくても、NAのせいか影響はあまりないようだ。

もうちょっと速度域が上がり、40~60km/hくらいでの走行では、55~60℃あたりで比較的安定。温度変化はゆっくり。

60km/hあたりからは、温度がぐんぐん下がっていき、最低で35.6℃まで下がりました。60km/h安定走行では、外気温近くまで温度が下がるようです。中央値では40℃台半ばあたり。

ちなみに、3分ほど待たされる信号で待っていたときに最高74.4℃まで確認できましたが、それより上がることはありませんでした。

これは間違いなく、エアクリ付近に遮熱板をつけた方がいいレベルですね。ついでに導風用のダクトも欲しいかな。

さいごに

ということで、カンカン照りの猛暑日に、180SXのエンジンルーム内の温度を測ってみました。

レヴォーグに比べてエンジンルームはスペースが多く、NAなので一番の熱源になりそうなタービンもないため、そこまで温度は上がらないだろう、と思っていたら、いやいやそんなことはなく。

むしろレヴォーグより10℃以上も熱いエンジンルームになっていてびっくりでした。

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この結果を踏まえると、エアクリ付近に遮熱板を設置するのは当然として、ダクト付きリトラカバーだったり、アルミダクトなどでエアクリ付近に風が入るようにするなど、何かしら対策が必要ですね。

当然ですが、ガンガン走り込んでいる状況だったら、もっと温度が上がると思います。あくまで今回は、幹線道路を普通に走行している状態での温度測定、ということで。

初稿:2021年8月31日

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