前回車検を受けたとき、「次の車検は難しいかもね」と言われていたラパン。いよいよ次の車検が迫ってきたところで、悩みに悩み(妻が)、廃車にすることを決めました。
車に対する思いは人それぞれだと思いますが、私は愛着を持つタイプなので、どんな形であれ、手元にある車との別れは少なからず寂しくなります。
だから、という訳ではありませんが、その車との別れの前日は、必ず念入りに洗車をして、ピカピカな状態にして送り出します。今までのお礼も込めて。
こういう話をすると「たかが車に、そこまで思い入れを持つなんて」と思われることも少なからずありますので、人によっては理解できない感覚なのかもしれません。
でも、このラパンは、私にとって特別な車だったのです。
ラパンとの思い出
このラパンは、妻と結婚することになるきっかけのひとつでした。
ラパンの純正オーディオが壊れて、音楽が聴けない…という話を聞いて、家にあったまだ使えるオーディオに交換してあげたのが、このラパンとの付き合いの始まり。
そのお礼にと、ラパンに乗って2人で出掛けた初めてのデートが、妻との付き合いの始まり。
そして、結婚してからも、ラパンで出掛けることも多く、小柄でキビキビ走る感じが好きでした。
廃車決断の理由
廃車に決めるにあたり、問題だったのは「次の車検は難しい」と言われていたこと。
その理由のひとつは、ヘッドライトの光量不足。
ヘッドライトのレンズが黄色く変色し、曇っていることが主な原因で、前回車検で比較的綺麗な中古のレンズに交換したものの、結果的にその場凌ぎにしかなりませんでした。
そして、もうひとつの原因は、フレームまで到達したサビと、それによる腐食。
上の写真で、既に穴が空いているところは、「ここが錆びて腐食しちゃってて…」という説明中に指で押したら空いてしまった穴。その右側のフレーム部分も、錆びて腐食し、割れてきています。
他にも、運転中にいろんなところから、通常では発生しないであろう異音が頻繁に聞こえてきて、なんだか不安な感じでした。
もし運転中に車に何かあって、他者に迷惑をかけてしまってもいけないので、悩む妻を説得した、という経緯もあります。
洗車中の不思議な出来事
最後の日の洗車中、水洗いだけですが、いつもより念入りに、隅々の汚れまで丁寧に綺麗にしていました。
これ、いくらこすっても全然落ちないんだよな…という汚れ。なぜかこの日に限って、すんなり落ちてしまいました。今までいくら洗車しても、全く取れる気配のなかったのに。
後ろのLapinというエンブレムのところは、砂埃などが詰まって汚かったので、境目を綺麗にしようとしたら…ちょっと触っただけで、エンブレムがポロッと取れてしまいました。力を入れた訳でもなく、今まで取れる気配もなかったのに。まるで「記念に取っておいて」と言わんばかりに。
その後、せっかくだから、と、フロントのエンブレムも外して、リアのエンブレムと共に、記念に取っておくことにしました。フロントのエンブレムを外したあとの穴が、なんだか笑顔に見えます。
さいごに
ということで、我が家の初代ラパン最後の日でした。
車検が切れるまであと数日。車体の状態を考えても、このまま廃車となり、姿を消すことになります。ですが、こうやって記録しておけば、ずっと残り続けます。もちろん記憶にも。
妻が乗る次の車は既に注文済で、来月には納車予定。また新しい思い出が増えていくのでしょう。









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