一度体験した快適さが忘れられない、高井優希です。
かつて2台のツアラーV(JZX90マークII、JZX100チェイサー)に乗ってきましたが、どちらともボンネットダンパーがついていて、これが非常に快適でした。
そんなに頻繁にボンネットを開けることがあるのか?と尋ねられれば…答えはYES。
180SXの場合、いつも運転前にリトラを半目にするのですが、やっぱり最後の微調整は、リトラモーターを手動で動かすに限るわけで。ただのコダワリです。
だったら、少しでも快適にしたい、ということで…ボンネットダンパーを導入することにしました。
そこで、ER34のときと同じGREDDYのボンネットダンパーがないか探したのですが…残念ながら180SX用はありませんでした。ついでに言えば、R34スカイライン用もラインナップから無くなっていました。
無いものは仕方がないので、他を探してみたところ…楽天市場に、ショップのオリジナル品かな?と思われる180SX用のダンパーがあったので、注文しました。
取り寄せ商品だったので気長に待っていたところ、約半月ほどで届きました。
購入したボンネットダンパー
今回購入したボンネットダンパーは、品番が「AL-JJ-9182」と記載されていますが、この品番で検索してみても、購入した店舗の情報以外何もひっかかりません。
商品自体は輸入品のようでしたので、届くのを待って現物確認したところ…リアハッチダンバーで見かけた中国のメーカー「XIANGSHANG(シャンサン)」製でした。
自分はノーマルのブラックを注文しましたが、カラーバリエーションが豊富なカーボンタイプもあるようです…が、訳あって今回は商品へのリンクは貼りません。
実はカラーバリエーションがあることを注文後に知ったので、注文前に見つけていれば…と後悔したのはナイショ。価格差があることと、機能的には同じだと思うので、このときは気にしないことにしました。
商品はプチプチに包まれて、さらに段ボール箱に入っていたので、届いた状態の安心感はバッチリ。
取り付け作業
それでは取り付けていきます。
プチプチを開いていくと、ダンパー本体と取り付け用金具一式のみ。説明書らしきものが入っていないので、これをどうやって取り付けたらいいのか、わかりません。
ただ、金具の形状から何となく取り付け方は想像できますね。一番大きな黒い金具がボンネット側に取り付ける金具で、フェンダー側は黒い小さな金具か、ボールジョイントボルトのどちらかを使うんだと思います。2本の棒状のものはダンパーの延長用なのでしょう。
中身を確認したら、実際に交換作業をしていきます。
ボンネットを開けてつっかえ棒をしたら、まずは取り付け位置の確認から。
180SXはもともとボンネットダンパーがついていないので、ダンパーのシェルケース側はボンネットヒンジのボルトと金具を共締めし、シャフト側はフェンダーのボルトと交換してボールジョイントボルトを取り付けるようになります。
ダンパー側(ボンネットヒンジ側)の金具は、ボンネットとヒンジの間に挟むように固定するようですが、ボンネットを開けた状態で上側のボルトと金具を共締めするようです。
ただ、ボンネットヒンジはできれば平行に取り付けておきたいので、下側のボルトにはワッシャーを挟むことにしました。
となると、この金具&ワッシャーの厚み分、ボンネットが浮くようになります。熱対策としてちょうどいいかも?
ワッシャーは、別の用途で購入していたもの(厚み1.6mm)を2枚重ねて使用します。
さらに、ボンネットヒンジのすぐ近くにあるフェンダー固定ボルトの頭が飛び出ていてダンパーと干渉しそうなので、念のためM6×16mmの低頭ネジに交換しておきました。
さて、ボンネットダンパーのシャフト側(フェンダー側)の金具ですが、フェンダーを固定しているボルトを外し、付属のボールジョイントボルトと交換します。ワッシャーを挟むのを忘れずに。
金具が固定できたらダンパーを取り付けますが、このままではダンパーの長さが足りません。同梱されている延長用金具を挟んで、ダンパーの全長を伸ばしておきます。
あとはダンパーの両端をそれそれ金具に取り付けて、動作確認をしてみます。ボンネットのつっかえ棒を外して、ゆっくりボンネットを下げてみると…。
え…シャフトがボンネットの重さに耐えられていない…!?
片側だけしかつけていないからなのかと思い、一応もう片方にもボンネットダンパーをつけてみましたが…結果は同じ。シャフトの強度が足りていないのか、そもそも不良品(欠陥品?)なのか、シャフトがたわんでしまっています。
使い物にならないじゃん!!
結局、ボンネットダンパーだけでボンネットを開けた状態を保てないので、全て取り外しました。せっかく購入したのに…ゴミと化しました。
こんな使えないものはいらないので、返品と商品レビューを書こうと思って、購入履歴ページへ行くと…この商品は一度削除され、別ページとして再出品されていました。
楽天では、購入した商品は購入履歴からレビューを書くようになっているのですが、商品が再出品されるとページURLが変わってしまうので、レビューを書いても誰も見ることができないんですよね。
そして、不良品じゃないか、ということで問い合わせをしたのですが…待てど暮らせど返事はありません。ショップ側は「不良品などの申し出は7日以内」と記載していて、問い合わせをしたのが商品を受け取ってから8日後だったので、ダメ元の問い合わせだったのですが…やっぱりダメでした。1日過ぎていたので、仕方ないですね。
ボンネットダンパーについて
今回購入したXIANGSHANG製ボンネットダンパーの他に、2024年1月の時点では2つのショップから180SXで使えそうなものがラインナップされていたのでご紹介。
G-corporation
焼き色が入ったチタン風に見えるボンネットダンパー。お値段は少々高めですが、見た目がとても良い感じなので、そう遠くないうちにこちらの購入を検討しようかな…と思っていましたが、2024年1月上旬現在、製造停止中で納期の目途がたたないようです。
このまま販売終了になってしまわないといいのですが…ぜひ再販してほしいところ。期待して待っていようと思います。
Autobahn88
台湾製造工場からの直送品とのことで、納期は二週間ほどかかるようですが、最安値。S13シルビア用と記載されていますが、180SXでも使用できるようです。
ただ、XIANGSHANG製がボンネットの重さに全く耐えられなかったこともあり、こちらのダンパーも重さに耐えられるかどうかが不安だったので調べてみたところ、みんカラで180SXに取り付けている方を発見。気温が低いとボンネットの重さに耐えられず落ちてくるようです…。
確か、S13シルビアのボンネットより、180SXのボンネットの方がわずかに重かったように記憶していますので、それが原因の可能性アリ?
さいごに
ということで、楽天市場の某店舗で購入したボンネットダンパー(XIANGSHANG製)を取り付けてみましたが、使い物になりませんでした。
ボンネットを支える「つっかえ棒」を使わなくなることで、ボンネットの開け閉めが楽になることを期待したのですが…まさかダンパーのシャフトが曲がってしまうようなものが届くとは。
決して安い買い物ではないのですが、問い合わせ期限の7日を過ぎてしまっていたので、このまま泣き寝入りが確定でしょう。
ちょうど、このボンネットダンパーが届いた翌日に180SXが燃料ポンプ交換でピット入りしてしまったので、休日の関係もあって7日以内に作業ができなかったのが悔やまれるところですが…こればかりはどうしようもありません。
たまたま不良品が届いた可能性もありますが、180SXでボンネットダンパーを検討している方は、なるべく受け取りから7日以内に作業できる状況で注文することをおすすめします。
ただ、店舗の運営会社の口コミを見る限り…その辺は良く調べてから、自己判断でお願いします。
コメント