リトラが好きで、無意味に上げ下げしたくなる、高井優希です。
180SXが好きな理由のひとつに、リトラクタブルヘッドライトがあります。普段はライトが隠れているなんて、いかにもスポーツカーっぽくて良くないですか?
半目にしたときの、あの眠たそうな感じもイイですね!
さて、そんなリトラですが、180SXはなぜか他の車種と違って、ライトをONにしたとき、リトラが完全に上がってからライトが点灯するのです。86トレノなどは、ライトが光りながらリトラがオープンするので、光が拡散していくような演出があってうらやましいな、と思ったり。
でも180SXだって、ちょっと小細工することで、ライトが光りながらリトラオープンができるのです。20年以上前、自身2代目の180SXで行った小細工メモに方法が残っていたので、3代目となる180SXにもその小細工を施してみましたので、手順をメモメモ。
作業前の準備
ライトが光りながらリトラをオープンさせるには、まず、リトラのリレーを外して直結するための配線をつくります。
必要なものは、5~6cmくらいにカットした配線コードが2本、平型端子オスと端子スリーブが4個ずつ。あとは電工ペンチ(圧着ペンチ)。
参考までに、自分が使用したものをご紹介します。
配線コードは、手持ちが0.75sqと0.5sqしかなかったので、容量の大きい0.75sqを使いました。0.5sqでも大丈夫だと思いますが、念のため。
電工ペンチを使い、配線コードの両端に、平型端子オスをかしめます。
平型端子側をできるだけカバーしたかったので、スリーブはわざと逆に入れています。意味があるかどうかは何とも言えないところですが(笑)
この直結コードを2本作ったら、車両での作業です。
車両での作業
ボンネットを開けて、助手席側リトラのすぐ後ろ、エアクリーナーの下あたりにある、黒いリレーボックスを探します。
上の写真のようなボックスです。フタはツメで止まっていますので、左側のツメを外して左から持ち上げると、右側も自然に外れます。
フタを外すと、上の写真のようにリレーが並んでいます。純正フォグランプがついた車両の場合は、上の段にも4つのリレーが入っていると思います。
今回取り外すのは、フタにH/L RETと書かれているリレー。赤い矢印の2つです。緑の矢印のあたりにツメがあるので、そのツメを外して持ち上げてリレーを外します。
上の写真で緑の丸で囲った部分が、外したリレーのツメの部分。このツメで固定されているだけです。
上の写真が、リレーを取り外した後になります。緑の矢印の先、わずかな隙間がありますが、そこにマイナスドライバーを差し込んでひねりながら、リレーを上に引っ張れば外れるようになっています。
さて、リレーが取り外せたら、作成した直結コードで3番と4番を直結します。
写真のように、リレーを取り外した後のコネクターの真ん中と下が、それぞれ3番と4番になります。
純正フォグランプをつけていなければ、取り外したリレーを赤い矢印のところに入れておけば、無くす心配もないでしょう。あとはフタを元通りつけて、作業終了です。
さいごに
とても簡単にできるカスタマイズですが、夜のライトONがとても楽しくなります。光が拡散しながらリトラがオープンする様子は、ぜひご自分の目で確認してほしいです。
こんなのただの自己満足?いやいや、自己満足大いに結構。自分が楽しく運転できるようにするのは、とても大事なことですから。ただし、人様に迷惑がかかるような自己満足は、ただの自己中になってしまうのでご注意を!
ということで、リトラ動作変更のカスタマイズでした。ものの数分でできるお手軽カスタマイズ、まだ試していない方は、ぜひお試しあれ!
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