タントの安物ナビの誤動作が激しくなってきたので、交換することにしました。
長距離を走ることはないので、ナビではなくオーディオだけのもので十分。ただ、CDは使えた方がいい、という家族の声があったので、180SXで使用しているKENWOODのU393をタントに移植することにしました。
2DINサイズのナビから、1DINサイズのオーディオに交換するので、下半分が空いてしまいます。せっかくなので、ドリンクホルダーと小物入れがついた、1DINサイズの収納トレーもインストールします。
交換作業をした日は風が強かったこともあって、写真が全体的に埃っぽいのはご勘弁のほどを…。
オーディオの交換作業
LA610S型タントのオーディオ交換は、今どきの車に比べたら比較的簡単です。
まずはエンジンをかけて、フットブレーキを踏んだままシフトをBの位置に動かし、シフト裏側のネジを外します。フットブレーキは踏んだままです。
このネジを外したら、シフトをNレンジに入れて、オーディオ周りのパネルを外します。パーキングブレーキを踏んだ状態にしてあれば、フットブレーキは離しても大丈夫です。
パネルを外す際、シフトのグリップが邪魔になるので、そーっと引っこ抜きます。シフトを動かすときに押すボタンがバネの力で飛んでしまうので、ボタンが飛んでしまわないように押さえながら、そーっとです。
パネルはツメで留まっているだけなので、パネルの下側から、手前に引っ張るように外します。このとき、パネルの裏側に2ヶ所コネクタがつながっているので、引っこ抜いておきましょう。左がハザードスイッチ用、右がシフト位置を示すランプ用です。
コネクタを外したら、パネルをぶら下げておきます。傷などが心配なら、エアコン操作パネル用のコネクタも外しておきましょう。
ここまで外せたら、一旦シフトのグリップを差し込んでPレンジに入れて、エンジンを切ります。
これでオーディオにアクセスできるようになりました。まずは、オーディオ枠の両サイドにあるプラスネジ4個を外します。
フレームの左右それぞれ2ヶ所ずつ(もしくは4ヶ所の場合あり)固定しているプラスネジを外せば、オーディオの取り外し完了。ダイハツ車の場合は、フレームの左側に写っている、隙間を埋めるための黒いプラスチックっぽい部品も外して再利用します。
では、U393を取り付け…の前に、配線を。既に市販オーディオ用のハーネスがついているので、今までのナビからU393の配線につなぎ変えます。
あとは、オーディオにフレームを取り付け、下半分には収納トレーを取り付け、車両から取り外したときと逆の手順で戻していきます。交換後はこんな感じ。
さいごに
ということで、180SXから外したKENWOODのU393をタントに移植しました。
この機種は確か2013年頃に発売されたもので、当時ER34用に購入したものの使用せず、妻(当時は彼女)のラパンに一時期使用していたもの。もう12年選手になるのですが、まだまだ新品同様の輝きで頑張ってくれています。
これの後継機種になるのかどうかはわかりませんが、今でも1DINでよく似たモデルが販売されているようです。
最近はビルドインタイプのナビが当たり前になっていて、そもそも社外オーディオを取り付けるスペースすらない車種も多くなってきましたが、個人的にはオーディオやナビくらい、好みの物を選ばせて欲しいと思っています。
そうそう、オーディオスペースの下半分に入れた収納トレーですが、1DINサイズの上半分は小物用トレーになっていて、下半分がドリンクホルダーとして使えるようになっている優れものです。
ただ、タントの場合はオーディオがやや上向きになっているため、傾斜のせいでドリンクホルダーとして使うには厳しいように感じました。そしてトレーもドリンクホルダーも、スムーズに開かないのでちょっと微妙な感じ。空いてしまう1DINサイズのスキマを埋めるだけのパーツになってしまうかも。









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