先日のこと。
知人に駐車場を借りていたこともあって、無断でマークIIに乗られていたことは何とか許容していましたが(もちろん、本当は耐えがたいほど苦痛だったけど)、ついに恐れていた日が来ました。
普段はメールのやりとりだけで、滅多に電話をかけてこない知人からの着信。もうこの時点で嫌な予感。
電話に出てみると「ごめん、事故った」と。
30km/h制限の狭い道を、フルブーストをかけて120km/hで飛ばしていたところ、緩やかなカーブでパワースライドを起こし、対向車にぶつかった挙句に、田植えしたばかりの田んぼにダイブしたらしい。
電話のあと、水田の真ん中に落ちたマークIIの写真が送られてきました。
無残な姿のマークIIと対面
後日、知人の父親と知人に連れられ、無残な姿になってしまったJZX90マークIIと対面しました。
フロントバンパーは大破して跡形も無くなっていて、ヘッドライトも片方が行方不明。ナンバープレートも見つからず、おそらく水田に埋まってしまっているんじゃないか、とのこと。
父親にも手伝ってもらって、DIYで一週間もかかって取り付けたカーボンボンネットも割れていて、ボンピンを固定していたフレームも大きく歪んでいます。
お気に入りのSuper ADVAN Racingもリムが曲がってしまい、リアタイヤは外れかかっています。
リアフェンダーはべっこり凹んでいて、もう少しずれていたら給油口~ガソリンタンク周辺が破損して燃料漏れの危険があったとのこと。この凹み方が、事故当時にどれだけスピードを出していたかを物語っています。
買って取り付けたばかりのマフラーは、ステーが折れてしまっていて、かろうじてくっついている状態。よく落ちなかったなぁ。
外せるものだけ外して廃車依頼
ボンネットが開けられなかったので、エンジンまで確認はできませんでしたが、隙間から覗き込んでみたところオイルを吹いた跡があったり、明らかにパイプ類の位置がおかしかったので、おそらく動かすことは無理だったでしょう。
そして、フレームも大きく歪んでしまっているこの状態。修理できないことはないだろうけど、少なくともフレーム修正とエンジン載せ替えは必須。かかる費用を考え、廃車を決意しました。
インテリア関係のパーツ類を外せるものだけ外し、ホイールだけはしっかり修理して返して欲しいと伝え、そのまま廃車依頼。
ホイール修理費用、廃車費用、ローン残額、名変・廃車等各種手続きを全て持ってもらうことを条件に、それ以上の追加請求は行わないことにしました。
やはり車は人に貸すものではない
話を聞くと、今回事故を起こした日以外にも、友人を乗せてそこら中でかなりのスピードを出して走り回っていたとのこと。
大事に乗っていた車を、そんな風に扱われていたなんて。
教訓。
駐車場を借りているからって、カギまで預けるのは絶対やめましょう。知らないところで勝手に乗られている可能性があります。
自分の場合は、最初の1回を許容してしまったがために、いつでも好きなように乗られ、このような事態になってしまいました。
お金と同じで、どんなに仲のいい友人でも、よっぽどのことがない限りは、車を貸すのはやめた方がいいです。何かあったとき、その友人とは関係が絶たれる可能性が高いです。
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